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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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予告編を見たのはずい分前、面白そうだ。と楽しみにしていました。
ひょっとして見そびれちゃったのかな?と心配になる頃、やっと公開。
あぁ、これが動物園前で見る最後の映画になっちゃうのかな~(ローカルですみません;;)

ジュリアン・ムーアと、サミュエル・エル・ジャクソンが主演。
どちらも、演技派だと思うのに、「何故、その映画に?」と思うものに出演してしまう不思議な人たち。
これは違うと思ってたんですが……
元はベストセラー小説で、作者自身が脚本化したそうです。(彼は脚本家としても有名のようです。)
映画全編に漂う緊迫感。スリラーなんだから、これはいいですよね。でも、ずーっとテンション張り詰めてるというのも疲れますよねぇ。
ストーリーは黒人居住区で白人女性がカージャックされたと彼女が自分で行った病院から通報が…
通報を受けて駆けつけた地区担当の黒人警官に事件の詳細を話すうちに、実は奪われた車には「息子が乗っていた」と、言い出す被害者女性。
彼女の兄は、実は警官で、出張って事件を担当。
居住区の封鎖→白人vs黒人の図が激化→暴動へ発展。というのと、黒人警官は被害者の女性が何かを隠していると直感。それを探し出すため、あの手この手を使う。
この2つが大きな柱だと思うのですが、未だに残る黒人差別とか、プア・ホワイトの問題とか、行方不明の子ども達を探す集団、荒れ果てた児童養護施設『フリーダムランド』(そこで子ども達が受けた仕打ちについて)、突如語られる(感じがする)神の話等など。
原作者自身が脚本を担当したからなのでしょうか?あれこれ盛り込みたいと欲張りすぎて、結局何が一番言いたいのか焦点がぼやけてしまった感は否めません。
脚本家でもある作者はその辺をよく分っている筈なのですが…やはり、欲が出てしまうのでしょうか?
悪くはないと思うのだけど、どれもが中途半端。
小説を読んだら印象はまったく違うものになるかもしれませんけど……。
ジュリアン・ムーアも全編ほぼスッピン(に見える)で、頑張ったのにね~。この人、『エデンより彼方に』では、クラシカルな雰囲気漂う美人だったのに、この映画では何もかもに疲れ果てた女性って感じです。それは、それで凄いんですけどね。

何だか、感想も上手く書けません…そんな映画です(~_~;)

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見ました!よかった~♪
元になったミュージカルは『CAMP』という映画で、ワンシーン(といっても、本物じゃないんですが)を見てずっと見たいと思っていたので、今回映画だけど実現して嬉しいです。
使われている曲とかは、そのままなのかな?新しく作ったりしたのでしょうか?
ともかく、好きな曲がそのまま使われていてよかった。エフィがソロで歌うヤツ。I'm telling you I'm not going だっけ?まぁ、まんま歌詞に出てくる歌です。
エフィのお兄ちゃん役の人がいい声でしたね。ハンサムだし。
後、エディ・マーフィー!歌も吹き替えじゃなくて彼が歌っているとか……上手い!し、いい声!いや~多才な人だったのですね。
映画は結構内容的には重いところも多くて、楽しいばかりじゃないですが、最後、割とスッキリいい気分で帰れるので、あんまり元気がないときに見ても大丈夫。
あ、でもあんまり元気ないと、ジェニファー・ハドソンの歌で圧死するかも…それはオーバーですが(笑)
彼女が出てたシーズンのアメリカン・アイドルって日本での放送あったのかな?
でも、まぁ結構早い段階で落ちてしまったらしいので、あまり印象に残っていなかったのかも。
12人とかに絞られた段階だと、誰か飛びぬけて上手いというのでもないですもんね。
普通の中で飛びぬけた12人が競うんだから、結構どんぐりの背比べというか…視聴者の投票というのも読めない部分でもあるし…。
え、何でそっち?みたいなことも、まぁ、ありましたね。
とにかく、映画館から気分よく帰りたいならディパーテッドより、断然こちらがオススメです。

『CAMP』について:よく知らないんですが、アメリカでは夏休み子ども達が『CAMP』に行くのは割と当たり前のことのようです。
この『CAMP』というのは、合宿でする習い事みたいな感じかな?長い夏休みを有意義にってことなんでしょうか?
この映画の舞台は、ミュージカル・キャンプ。オーディションがあって、振り分けられて、チームに分かれて、発表会。というのを何度か繰り返すというスケジュール。
この発表会で演じられた一つがドリームガールズで、先に挙げた歌のシーンが少しだけあったのです。ずっと、頭に残ってて見てみたいと思っていました。
この映画に出てくる子達(皆十代ですからね)は殆どがオーディションで選ばれていて、皆本当に歌が上手い!
ストーリーとしては、結構ありがちかなと思うのですが、場所の設定をミュージカル・キャンプにしたことで一味違う映画になっていると思います。
興味を持ってくださった方は一度、レンタルででも、どうぞ。元気が出ます(*^_^*)
私はW●W●Wが見れないんで、実際の様子は見てないんですけど、十数回もTHANK YOUを言ったというのは、スコセッシのことのようです。
あや~そんなに喜んじゃったのか。
喜んでんじゃねぇよ!とか、思う私は捻くれていのでしょうか?
だってさ~乗り気じゃなかったものが、思わぬ高評価というのは、よくあることだけど、監督としての技術面だけが評価されたってことじゃないのかな、今回?
何かタイタニックの時の最多ノミネート、最多受賞(だっけ?)だけど、技術的なこと以外は評価されてません。みたいな。←言い過ぎ?
もう、くれないんじゃないかな~?一回やっといたから、いいだろう。とか……
エリア・カザンの件は(私は結構好きなんで)スコセッシを評価します。
だから、そのことで、不当な扱いを受けてきたというのであれば、大いに同情する。
だからこそ、今回の受賞は手放しで喜ぶべきじゃないと思うんだけどなぁ。
スゴく、あてっこすり、なんじゃないかと……やっぱ、捻くれてるのかなぁ。まぁ、これに賞をやるアカデミーとは意見が合わなくて結構だけど。
スコセッシの映画で一番好きなのが「クンドゥン」ていうのは、やっぱりオカシイのかな(笑)
つくづく、私と趣味が合わないんではないかと……
今回のノミネート作品はまだ未見のものが多いから、何とも言えないのが正直な所ですけどね~
外国語映画賞は私はイマイチの『善き人~』に行きましたが、これも、他と見比べられてないから何とも…だけど、まぁアカデミーが好きそうな映画ではありますね。
監督賞、そうか、スコセッシにやっちゃったのか……
アカデミーって、相当根性悪いんじゃないのでしょうか?
本人はあまり撮りたくなかったらしいし……つまり、あんたが撮りたいものじゃオスカーはやれない。と……
結果オーライとかいって、喜んじゃったら、やっぱりますますどうかと思うよ。
スコセッシのおじさんよぉぉ……
作品賞もか……、やっぱりアカデミー会員の趣味はよく分らない(~_~;)
香港版を見た人間にはどうにも薄っぺらい人間ドラマもどきとしか思えなかったのですが…う~ん。
やっぱり、編集賞獲ると強いなぁ。って感じ。
『リトル・ミス・サンシャイン』はインディペンデント・スピリット・アワードで順当という感じではありますが、(オスカー獲ったら嬉しいけど、やっぱり、ビックリしちゃうよ。)ディパーテッドとは。
ふ~ん。
主演、助演の各賞は本命ですね。
アラン・アーキンは違ったかな?まあ、妥当なんでしょう。うん。
アカデミーに上ってしまいましたね。
以前から見るつもりだったのに(このパターンが多いです)、混んでるんじゃないかな~?ちょっと厭だなと思ってたんですが…
まぁ、席は取れましたけど、やっぱりいつもより人が多かったですね。

さて、感想。
よい出来です。よく出来た映画です。
でも、それ以上あまり、書くことがないのです。
私の見方に問題があるのかもしれません。
これは別に、東西ドイツの統合を喜ぶ映画でもないですし、東ドイツがこんなに酷いことをしていたのだという告発の映画でもない。と私は思います。
一人の、組織に忠実な男がどう変わっていったのかということが主題だと思うのですが……
予告編をご覧になった方はお解かりだと思うのですが、『善き人のためのソナタ』は、そのものズバリ『ソナタ』のことです。
これは、監視員である主人公が監視している劇作家が一緒に仕事をしていた演出家から誕生日のプレゼントに贈られた楽譜のタイトルです。
その演出家は、もう何年も仕事を禁じられていて、数日後自殺してしまいます。
その時、劇作家はこの楽譜を取り出し曲を弾くのですが、聴いていた監視員は涙を流します。
劇作家は言います。「この曲を本気で聴いたものは、悪人になれない。」
監視員が泣いた理由は、ハッキリ解りません。
ただ、『ソナタ』の持つ力に打たれたのかもしれませんし、劇作家の身に起きたことから、国家に、そして自分のしていることに対しての自信が揺るいだためかもしれません。
この曲を聴いたことをキッカケに、監視員は変わっていくのですが……
この『ソナタ』がね……そんな力があるような曲には思えないのです。
そういうパンチ力がない。
私が何度も予告編を見て、既に聞き知っていたせいかもしれませんし、本気で聴いていなかったからかもしれません。
ともかく、あの『ソナタ』にもっと力があれば、納得できたのに……と思いました。

帰り道、私は『海神別荘』(泉鏡花 作)のある台詞を思い出していました。
この作品に出会うまで(実際には上演されるのを観るまで)私は、金剛石は海の底で眠っていても、金剛石の価値があると思っていました。
作中の竜宮公子に近い考えで生きてきたのだと思います。
彼が、漁師の頭領の美しい娘を身の代と引き換えに手に入れます。
自分が死んだと思っている親の許へ、一度帰って無事な姿を見せたいという娘に公子は何故だと問いかけます。
親に知らせなくても生きていることには変わりはないのですからね。
すると、彼女は言います。
「だって、貴方、人に知られないで活きているのは、活きているのじゃないのですもの。」
「誰も知らない命は生命ではありません。この宝玉も、この指環も、人が見ないでは、ちっとも価値がないのです。」
この台詞を聞いたとき、私は目から鱗が落ちた思いでした。(鏡花は逆のことが言いたいのでしょうけど)

映画のラストシーンで、私は少ぅし泣きました。
自分がいいと信じて人知れずした行いも、やっぱり報われてこそ、なのじゃないかと……
そんなこと考えていてはいけないのかも知れませんけどね(~_~;)
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