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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するニナ。
彼女は、母・エリカの全面的なバックアップのもと、全てをバレエに捧げていた。
ある日、彼女に新演出の「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
芸術監督からも“白鳥”に関しては完璧だと太鼓判を押されるが、“黒鳥”を踊るには足りない要素があると言われてしまう。
邪悪で官能的な黒鳥は優等生タイプのニナとは正反対だったのだ。
さらに黒鳥役が似合う奔放なダンサー、リリーが現れ、ニナは子どもの頃の自傷癖が再発したりと、精神的に追い詰められていく。
やがて役作りに没頭するあまりか、ニナの精神は、現実と悪夢の狭間をさまよい始める。

う~ん。
ナタポは頑張ったね。
題材自体はそんなに目新しいものじゃないんじゃないかと思うんですけど……
描き方は斬新。
サイコスリラーというか、ホラーというか……
よくもまあ、ここまで気持ち悪くしたもんだ(~_~;)
何が現実でそうでないのか、観客をもニナと共に惑わせる手腕もお見事。
痛くて(私はケガとか見ただけで血の味がしたり感覚を思い出しちゃうから)、気持ち悪くなっちゃう映画なので、体調不良の折は気をつけて。
面白かった、と思うんだけど……。
世間一般の評価はきっとそうじゃないと思うんだけど、直前に見たYSLの方が私的には強烈だったので。
そんなには、ん~、スゴいと思わなかった。
視覚化された狂気より、静かに語られる狂気の方が胸に迫るものがあったのかもね。
ただ、映画の可能性の使い方としてはスゴいと思う。
映画の中の世界に呑まれちゃうような感覚が…トイレか何かに行く人達がやたらと横を通らなければ味わえたんではないかと……
バレエでも日舞でも、綺麗なポーズをとろうとすると本当にしんどいって聞いたことがある。
美しさと苦しさは表裏一体なのだ。
この映画もYSL共々に美の創造者の輝かしい成功とその裏の苦悩、その代償としての喝采という一瞬の幸福を描いているのではないだろうか?
なんてね;;
でも、心から完璧だと思える瞬間が一生に一度あれば相当に幸せかもしれない。
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フランスを代表する世界的デザイナー、イヴ・サンローラン。
彼と共にブランドを育て上げていった公私に渡るパートナーのピエール・ベルジェの証言や貴重な映像などを盛り込み、その創造の秘密に迫ったドキュメンタリー。

21歳でクリスチャン・ディオールの後継者に抜擢されてから50年もの間、独創的かつエレガントなスタイルで世界の賞賛を浴び、ファッション界の頂点に君臨し続けた偉大なデザイナー、イヴ・サンローラン。
彼はなぜ長い間、創造を続けられたのか?

映画は彼の引退表明の会見の映像で始まる。
“人生でもっとも大切なことは自分自身と出会うこと”と語るサンローラン。
ファッションで世界の女性に自由と美しさを与えてくれた彼の50年は、苦悩の連続だった。
徴兵された時、デリケート過ぎる性格から神経を病み、不適格とされ、ディオールを解雇されるという憂き目に遭うが、これは彼にとって大いなる転機でもあった。
1958年に出会ったピエール・ベルジェとともに自らのメゾンを立ち上げ、称賛を浴びフランスを代表するデザイナーとなっていく。
だが、その裏には計り知れない程のプレッシャーがあった。
そんな天才を見守り続けた、公私共にパートナーとして有名なピエール・ベルジェが、イヴの成功と苦悩の日々を静かに語る。
そして、もう一つの中心となるのが、二人が集めた美術品の数々のオークション。
パリのアバルトマンやマラケシュの別荘を埋め尽くすように置かれていた絵画やオブジェが次々に運び出されていく。
ベルジェは、これらが新たな安住の地を見つけてくれることを祈ると語った。
もう一度新たな命を得るように……。
この美術品の数々だけでも眼福だけど、“イヴ・サンローラン”が世界的ブランドとなっていく背景もファッションにあまり興味のない私のような者でも興味深い。
輝かしい成功とその裏の苦悩、その代償としての喝采という一瞬の幸福。
美の創造者とその守護者の50年にも亘る愛の物語。

そう、これは、ラヴ・ストーリーだ。

ぜひとも劇場で!とは言わないけど、とにかく見てみて欲しいドキュメンタリー。
将来有望な若手政治家デヴィッド。
だが、スキャンダルが原因で上院議員選挙に敗れてしまう。
敗戦会見の準備をしていた彼は、見知らぬ女性エリースと出会い、たちまち意気投合する。
彼女のアドバイスで会見を無事に切り抜けたデヴィッドは、次回上院選の有力候補として再浮上する。
そんな彼の行動を逐一監視する謎の集団の姿が……
彼らは、人間の運命を操作するエージェント達だった。
その一人が出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作するはずが、失敗。
デヴィッドは車内でエリースと再会する。
しかし、デヴィッドとエリースは結ばれてはいけない運命だったのだ。
デヴィッドは彼らの“調整”によって、エリースと再び会えなくなってしまう。
だが、3年後、デヴィッドはエリースと偶然再会。
再び、エージェント達は二人を引き離そうとするのだが……

試写会で見て来ました。
『ブレードランナー』のフィリップ・K・ディックの短編小説が元になっているそうです。
『ブレードランナー』は確か、子どもの頃にTVで見て「何じゃ、こりゃ?」となってしまった記憶しかないという……
見直そうと思ったりするものの、DVD買うっていうのもイマイチ気が進まないし。
また「何じゃ、こりゃ?」になるかもしんないしね~
この映画では舞台は現代ですが、まぁちょっと近未来への警告というか……
運命の運営を司る一番の大本は“チェアマン”と呼ばれていて、まぁ大雑把にいうと“神様”という名前を宛てといてもいいかもしれないですけど。
お話は、まぁ、そういうファンタジックな存在がそういう力を持っているという体で進んでいきます。
が、この力、一人ひとりの行動を監視し把握する力を国家とかが持ったら……?
というのが、元々描きたかったことなんでは…と思います。
まぁ、個人的にはそこまでお互いに執着する二人が理解出来なくて……
元々結ばれる運命にあったのが、変更になったけどまだ変更前の計画が影響してると。
で、二人は“今の運命”に逆らって、結ばれようと頑張る訳ですが(まぁ、主に頑張るのジミーちゃんことマット・デイモンですが)、それだって元々自分の意志でも何でもない運命の最初の計画なのに、何をそんなにむきになっているのやら…
と思わなくもない。
私的には二人ともそこまで魅力的じゃないしね。
エンディングは…アメリカ人はこうじゃないと嫌なのかしらね~な感じで。
簡単なラストです。
原作はどうなのか知らないけど。
5年後の不幸な二人が目に見えるようだ。
と思うのは私だけ?
『ブルー・バレンタイン』のとこで書いたけど、長所は短所に変わり得る。
というか、受け止める人間が変わっていくのだけど。
時間が経つにつれて「自分にはもっと輝かしい未来があったのではないか?」と思い始めないとは限らない。
それが想像ではなく、実現すると知っていれば尚更だ。
それを二人の“愛”とやらが上回れば問題はないのだろうが…
まぁ、そこを見る映画じゃないんだろうね。

テレンス・スタンプが素敵な以外はあんまりおススメするとこないな~
ジミーちゃんがお好きならどうぞ。
ニモが目を開けると、目の前にはフェルドハイム医師と名乗る男がいた。
2092年。
ニモは自分を34歳だと言うが、その風貌は老人そのもの。
実際は、彼は118歳。
化学の力で人々が不死となった世界で最後の“死ぬ人間”だ。
そして、人間が死ぬ姿を一目見ようと、ニモの姿は生中継されていた。

1人の新聞記者がニモの病室に忍び込む。
彼は旧時代のテープレコーダーを持ち込み、インタビューを録りたいと言う。
「人間が"不死"となる前の世界は?」
ニモは、少しずつ過去を遡っていく。

9歳のニモの前には、3人の少女。
それぞれ赤い服、青い服、黄色い服を着ている。
ある日の学校帰り、ニモは自分の母親の密会を目撃する。
そのせいか、両親は喧嘩ばかりするようになる。
とうとう両親が離婚することになり、9歳のニモは母と行くか、父と残るかという選択を迫られる。
母が乗り込んだ電車が動き出すとニモは父の手を離し、電車を追いかけて乗り込む。
その一方で
母が乗り込んだ電車を追いかける途中、靴ひもが切れ、電車には追いつけない。
彼は母親と行ったのか?
それとも父親と残ったのか?
どの女の子と恋に落ちたのか?
人生は岐路で枝分かれを繰り返し、ニモを全く別の世界に連れていく。
ニモの語る人生の、いったいどれが本物なのか?

実は、恥ずかしながら『トト・ザ・ヒーロー』は、見てみたいと思いつつも未だ未見のまま;;
私と、ジャコ・ヴァン・ドルマル監督との出会いは『八日目』でした。
あの不思議で楽しく悲しく優しい物語をずっと忘れることができませんでした。
そんな監督の本当に久々の作品。
しかも、ジャレたん(ジャレッド・レト)だし。

何だかとっても好き。
と、思うのにどうしてもうまく説明出来ない(>_<)
そんな映画です。
ニモは記者に3人それぞれの少女と結ばれた自分の暮らしぶりを語ります。
その場面には、それぞれの少女のモチーフとなる赤、青、黄色が配されていて、入り組んでいるのに混乱することはありません。
どの人生にもそれぞれの幸せと不幸せが存在します。
こんな風に分かれ道で別れたそれぞれの人生について知ることが出来たら……
そのこと自体がまた人生に変化をもたらしてしまうのでしょうけど。
量子力学(だったかな?)で観察者が事象に影響を与える、というのを読んだことがあるし。

ニモはいったい何を選んだのでしょうか?
それとも……

そんな、選択肢もありだったら、いいわよね。
いや、それはダメかな……。

個人的にはジャレたんが『超ひも理論』や『ビッグ・クランチ』の説明もしてくれるのが嬉しい(^_^)
もう、一度か二度見れば、もう少しきちんと理解出来るのかな?
ディーンとシンディの夫婦は、娘のフランキーとの3人暮らし。
長年の勉強の末、資格を取って病院で忙しく働く妻のシンディに対し、夫のディーンに定職はない。
お互い相手に対し不満を抱えているが、口に出せば平和な生活が壊れてしまうと、口をつぐんでいる。
出会った頃は、お互いに相手に夢中で毎日が輝いていた。
二人の過去と現在が交錯させながら、二人の出会いから結婚、破局までが描かれていく。

チラシに、「この映画にグッと来ない人間は魂がない」っていう米誌のコメントがあったんだけど。
じゃあ、なくって結構。
先の素晴らしい一日と出来れば逆の順番で観たかったこの映画ですが、上映時間の都合で致し方なく……
多分ね、理解出来ないんだ。
こういう人達の気もち。
誰かをそういう意味で好きになる、とか。
誰もがEVERLASTING LOVEなんてないって知っているのに、どうして知らなかったふりをするんだろう?
人は変わっていく。
中身も外見も。
優しく繊細な人も、女々しい男にしか思えない時はやって来るのだ。
たとえ、相手は昔のまま優しく繊細でも。
変わらないままでいたい、と思っても、相手もそう望んでいるのか分からないし。
そもそも、変わらないままという状態とはどの時点のことか分からないだろう。
自分は変わらなかったとしても、相手や、自分達の状況は変化していくのだということをどちらもが受け止められないと破綻してしまうのだろう。
分かんないからさ。
想像するしかないんだけど。
相手を受け止められなくなった時、許容できなくなった時、どうするのかってことを自分で決めなくちゃいけないんだろうな~
ラストシーンは、きっと辛いのだけど、仕方のない気もする。

どうなんだろうね~
自分と娘の立場がダブるよね。
無理やりでも一緒にいてくれた方がよかったのか、離れてくれた方がよかったのか。
どっちかの立場にしかなれないから、分からないけど。
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