私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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マカオの高級住宅地。
料理をしながら夫と二人の子供の帰りを待つアイリーン。
三人が帰宅して間もなく、玄関のドアベルが鳴る。
と、それは銃声に変わった。
夫も子供達も殺され、アイリーンは瀕死の重傷を負いながら一人生き残った。
病院を訪れた、初老の男コステロ。
フランスでレストランを経営する彼は、病室で痛ましい姿の娘、アイリーンと再会する。
アイリーンは、彼に復讐してほしいと頼んだ。
一方、クワイ、チュウ、フェイロクの三人は、組織のボス、ファンから、殺しの依頼を受けていた。
ホテルの一室でターゲットを仕留めた帰り、廊下で偶然すれ違ったコステロに、銃を手にしているのを見られてしまう。
が、お互いに何も言わずにその場を離れた。
やがてホテルで死体が発見され、アイリーンの事件の担当でもあるウォン刑事から面通しを頼まれるコステロ。
その中に三人の中の一人の姿を見つけたが、「ここにはいない」と証言し、釈放された男を尾行する。
そして、男と合流した仲間達に「仕事を頼みたい」と告げた。
金のみならず、自分の家やパリのレストランさえも報酬にするというコステロ、クワイ達は仕事を引き受けることにした。
まだ事件の凄惨さを生々しく物語るアイリーンの自宅を訪れたコステロ達は、独自の感覚から事件の様子、犯人達の特徴、使用された銃の種類を見極めていく。
銃の調達や改造を請け負う男から、該当する銃を買った男の情報をつかむ。
共に食卓を囲み、銃の腕を競い合った彼らは、いつの間にか固い絆で結ばれていたのだった。
犯人を探しに香港にやってきた四人。
夜の森林を舞台に激しい銃撃戦が始まる。
その最中、コステロは、何故か呆然と立ち尽くし、肩に銃弾を受ける。
実は、彼は以前はクワイ達と同じ殺し屋で、過去に受けた銃弾が脳に残っており、その影響で記憶を失くしてしまうというのだ。
そして、やがては何もかも忘れてしまうだろうと……
一方、クワイの元にはファンから、自分の部下を襲った白人一人を含む、四人の男への報復の依頼の電話が入る。
コステロはすべての記憶が消えてしまう前に、復讐を遂げられるだろうか?
そして、記憶を失っていく男に、復讐の意味はあるのだろうか?
香港の鬼才ジョニー・トー監督が、フランスの国民的歌手でもあるジョニー・アリディ(『列車に乗った男』)を主演に迎え、お馴染みのアンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム共演の香港・フランス合作のノワール・アクション。
フレンチ・ノワールの傑作『あるいは、裏切りという名の犬』以来の窓口でのタイトルの言い難さです;;
色々、ツッコミどころは満載なんです。
どうして、娘の家族が襲われたのか理由は全然出てこないし
アイリーンが旦那に電話かけてる時北京語(「にぃめん・つぁい・なーり(あなたたちどこにいるの?)」と)喋っていながら、帰ってきたら「Sava?」「Sava,sava」みたいな調子なのだ。
じゃ、フランス語でえぇやん!
だいたいマカオやねんから広東語やし!
娘の事件の担当の刑事にホテルで出会っても、すっかり忘れてしまっているコステロを刑事さんに「あらっ」と思わせておいて伏線に使うのかと思いきや放置プレイだし
犯人はメチャ簡単に見つかっちゃうし
ビッグママとの関係は?
そして、あれは全部自分の子なのか?
人数の割には炊飯器小さ過ぎないか?等々……
シナリオ読んだって、あんまり面白さは伝わらないだろなぁ……
という訳で、アラン・ドロンが断ったのも仕方ないかな。
でも、ジョニー・アリディの方がハマってたかも。(まぁドロンなら、また撮り方が違うんでしょうが…)
とにかく、間合いが勝負の映画というか
見つけた犯人達との銃撃戦も、かなりバンバン撃ち合うのだが、月が顔を出したり隠れたりという、その背景というか明暗の使い方が上手い。
なんぞと私なぞが言うのも何ですが……
雰囲気ものっていうか……
最後の銃撃戦の舞台はゴミ置き場なんですが、予告編を見たことある方はご存じの、あのデッカイ紙の塊を皆でコロコロと盾にしつつ撃ち合うという、本気とも冗談とも思えない、なのに何故か恰好いいあのシーンです。
一応、依頼された復讐は果たしたんだし、何もそこまでしなくってもいいんじゃないの?と思うのですが、そうはいかないのがトー映画なんでしょう。
殺し屋達も、記憶がなくなるようなヤツなら、金だけもらってズラかってもいいんじゃね?と、誰も言わないのである。
う~ん、漢だね。
アンソニー・ウォンが何だか恰好いいよ、人肉万頭のくせに(いい加減、忘れなさいよ;;)
こういうある意味ロマンティックな映画は、やっぱり男にしか撮れないのかもね。
さて、そんな監督、しばらくは銃の出番が少ない映画を撮るつもりなんだとか、ちょっと寂しいですね。
料理をしながら夫と二人の子供の帰りを待つアイリーン。
三人が帰宅して間もなく、玄関のドアベルが鳴る。
と、それは銃声に変わった。
夫も子供達も殺され、アイリーンは瀕死の重傷を負いながら一人生き残った。
病院を訪れた、初老の男コステロ。
フランスでレストランを経営する彼は、病室で痛ましい姿の娘、アイリーンと再会する。
アイリーンは、彼に復讐してほしいと頼んだ。
一方、クワイ、チュウ、フェイロクの三人は、組織のボス、ファンから、殺しの依頼を受けていた。
ホテルの一室でターゲットを仕留めた帰り、廊下で偶然すれ違ったコステロに、銃を手にしているのを見られてしまう。
が、お互いに何も言わずにその場を離れた。
やがてホテルで死体が発見され、アイリーンの事件の担当でもあるウォン刑事から面通しを頼まれるコステロ。
その中に三人の中の一人の姿を見つけたが、「ここにはいない」と証言し、釈放された男を尾行する。
そして、男と合流した仲間達に「仕事を頼みたい」と告げた。
金のみならず、自分の家やパリのレストランさえも報酬にするというコステロ、クワイ達は仕事を引き受けることにした。
まだ事件の凄惨さを生々しく物語るアイリーンの自宅を訪れたコステロ達は、独自の感覚から事件の様子、犯人達の特徴、使用された銃の種類を見極めていく。
銃の調達や改造を請け負う男から、該当する銃を買った男の情報をつかむ。
共に食卓を囲み、銃の腕を競い合った彼らは、いつの間にか固い絆で結ばれていたのだった。
犯人を探しに香港にやってきた四人。
夜の森林を舞台に激しい銃撃戦が始まる。
その最中、コステロは、何故か呆然と立ち尽くし、肩に銃弾を受ける。
実は、彼は以前はクワイ達と同じ殺し屋で、過去に受けた銃弾が脳に残っており、その影響で記憶を失くしてしまうというのだ。
そして、やがては何もかも忘れてしまうだろうと……
一方、クワイの元にはファンから、自分の部下を襲った白人一人を含む、四人の男への報復の依頼の電話が入る。
コステロはすべての記憶が消えてしまう前に、復讐を遂げられるだろうか?
そして、記憶を失っていく男に、復讐の意味はあるのだろうか?
香港の鬼才ジョニー・トー監督が、フランスの国民的歌手でもあるジョニー・アリディ(『列車に乗った男』)を主演に迎え、お馴染みのアンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム共演の香港・フランス合作のノワール・アクション。
フレンチ・ノワールの傑作『あるいは、裏切りという名の犬』以来の窓口でのタイトルの言い難さです;;
色々、ツッコミどころは満載なんです。
どうして、娘の家族が襲われたのか理由は全然出てこないし
アイリーンが旦那に電話かけてる時北京語(「にぃめん・つぁい・なーり(あなたたちどこにいるの?)」と)喋っていながら、帰ってきたら「Sava?」「Sava,sava」みたいな調子なのだ。
じゃ、フランス語でえぇやん!
だいたいマカオやねんから広東語やし!
娘の事件の担当の刑事にホテルで出会っても、すっかり忘れてしまっているコステロを刑事さんに「あらっ」と思わせておいて伏線に使うのかと思いきや放置プレイだし
犯人はメチャ簡単に見つかっちゃうし
ビッグママとの関係は?
そして、あれは全部自分の子なのか?
人数の割には炊飯器小さ過ぎないか?等々……
シナリオ読んだって、あんまり面白さは伝わらないだろなぁ……
という訳で、アラン・ドロンが断ったのも仕方ないかな。
でも、ジョニー・アリディの方がハマってたかも。(まぁドロンなら、また撮り方が違うんでしょうが…)
とにかく、間合いが勝負の映画というか
見つけた犯人達との銃撃戦も、かなりバンバン撃ち合うのだが、月が顔を出したり隠れたりという、その背景というか明暗の使い方が上手い。
なんぞと私なぞが言うのも何ですが……
雰囲気ものっていうか……
最後の銃撃戦の舞台はゴミ置き場なんですが、予告編を見たことある方はご存じの、あのデッカイ紙の塊を皆でコロコロと盾にしつつ撃ち合うという、本気とも冗談とも思えない、なのに何故か恰好いいあのシーンです。
一応、依頼された復讐は果たしたんだし、何もそこまでしなくってもいいんじゃないの?と思うのですが、そうはいかないのがトー映画なんでしょう。
殺し屋達も、記憶がなくなるようなヤツなら、金だけもらってズラかってもいいんじゃね?と、誰も言わないのである。
う~ん、漢だね。
アンソニー・ウォンが何だか恰好いいよ、人肉万頭のくせに(いい加減、忘れなさいよ;;)
こういうある意味ロマンティックな映画は、やっぱり男にしか撮れないのかもね。
さて、そんな監督、しばらくは銃の出番が少ない映画を撮るつもりなんだとか、ちょっと寂しいですね。
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スラム育ちの少年ダスタンは、友達を救うための勇気ある行動が時のペルシャ王の目に止まり、養子として王宮へ迎え入れられた。
それから15年が経ち、彼は第3王子として“ペルシャのライオン”と異名をとるほどの勇者に成長した。
彼は兄達や叔父ニザムと共に敵国に武器を供給しているとのスパイの情報で、禁断の土地、聖なる都アラムートを征服する。
そこで、ダスタンは偶然ある1本の短剣を手に入れる。
祝宴の席で父王に贈ったアラムートの法衣に毒が塗られていたことから王が絶命し、王殺しの犯人として追われる身になってしまうダスタン。
そんな彼を助けたのは、捕虜として囚われたいたアラムートの王女タミーナだった。
実は彼女の目的はダスタンの短剣だった。
その短剣は、時を戻すことが出来る“時間の砂”を操るために必要な物だったのだ。
またターミナの一族は、“時間の砂”を邪悪な者から守る使命を担っていた。
ペルシャ帝国軍と闇の暗殺者集団ハッサンシンに追われることとなったダスタンとタミーナ。
二人は、父王殺しの真犯人と短剣を隠す聖なる場所を求め、過酷な冒険に旅立つのだが……
禁断の(個人的意見)ジェリー・ブラッカイマー、しかもファンタジー、おまけにゲームネタ。
大丈夫かい、ジェイク!?
と思いましたが、意外にもハマっていました。
もちろん、本人の努力の賜物と思いますが、WCW時代位のジェリコっぽい身体を作り上げ(個人的には身軽さが売りな感じのアクションなので昔のジェフ・ハーディ位でよかったな、と。)、どんだけ自分でやったかは不明ですが、アクションも頑張ったし。
濃い目の顔がアメリカ人の思う古代ペルシャのエキゾティックな感じと、まぁ適合したと、そういうことでしょう。
最初は違和感があったけど、観てるうちに慣れてくるしね。
元々クリスチャン・ベールみたいな、どちらかというと華奢と形容したくなるような体型ではなかったし。
元のゲームは知らないんだけど、アクションがメインのゲームなのかな?
後に深~く心に残るものがあるかといったら、疑問だけど、聖徒アラムートの美しさとか、砂が舞い散る、多分手間もお金もうんと掛かったCGシーンとか、人海戦術な場面とか、これぞハリウッド冒険娯楽活劇映画!
って感じ?
とにかく、ジェリー・ブラッカイマーはあらゆる持ちネタを突っ込んだんじゃないかという感じですね。
そして、旅の途中知りあう小悪党のおじさんがいい。
いや~アルフレッド・モリーナだったなんて……名前が出てくるまで全然気づきませんでした。
おじさま、素晴らしくてよ!
いや、ホント。ダチョウへの溺愛ぶりとか。
ここで出てくるダチョウレースも見物の一つだと思いますね。
税金を払いたくないばっかりに怖い噂を流して人を近付けなかった頭は切れるけどちょっと変わったおじさんは文句を言いつつも、この後結構、恰好いい人になっちゃうんですよね。
巻き込まれ型ヒーローというか。
だんだん珍道中っぽくなっていく(ロマンスももちちろん、におわせますが)、ダスタンとタミーナのバディムービーとして観てもいいですね。
ちょっと残念だったのは、絶世の美女と評判のタミーナ嬢が、その形容詞をつけていいのか疑問なこと。
確かにキレイだと思うんですが、いわゆる巫女的な女性でもある訳だし、そういう雰囲気をもっと醸し出してほしかった。
最後はお約束以上の大団円ですが、これで本当に悪いことは防げるのか?
『タイムマシン』で示されたように、いくら時間を戻しても、結局起こるべくして起こること、防ぎきれないことがあるんじゃないのかな~?
とはいえ、兵器を隠しているという情報だけを元に『聖都』に踏み込む。
というこの経緯。
頑張るジミーちゃんの映画で見たばかりのような……
魔法の砂があったら、時間を巻き戻したいと思っているのかな、アメリカは?
まぁ、大抵の人は、時間を戻したいと思うことってあると思いますけど。
あ、暗殺集団ハッサンシンのリーダーの人は実は男前さんと見た。
どんなもんでしょう?
それから15年が経ち、彼は第3王子として“ペルシャのライオン”と異名をとるほどの勇者に成長した。
彼は兄達や叔父ニザムと共に敵国に武器を供給しているとのスパイの情報で、禁断の土地、聖なる都アラムートを征服する。
そこで、ダスタンは偶然ある1本の短剣を手に入れる。
祝宴の席で父王に贈ったアラムートの法衣に毒が塗られていたことから王が絶命し、王殺しの犯人として追われる身になってしまうダスタン。
そんな彼を助けたのは、捕虜として囚われたいたアラムートの王女タミーナだった。
実は彼女の目的はダスタンの短剣だった。
その短剣は、時を戻すことが出来る“時間の砂”を操るために必要な物だったのだ。
またターミナの一族は、“時間の砂”を邪悪な者から守る使命を担っていた。
ペルシャ帝国軍と闇の暗殺者集団ハッサンシンに追われることとなったダスタンとタミーナ。
二人は、父王殺しの真犯人と短剣を隠す聖なる場所を求め、過酷な冒険に旅立つのだが……
禁断の(個人的意見)ジェリー・ブラッカイマー、しかもファンタジー、おまけにゲームネタ。
大丈夫かい、ジェイク!?
と思いましたが、意外にもハマっていました。
もちろん、本人の努力の賜物と思いますが、WCW時代位のジェリコっぽい身体を作り上げ(個人的には身軽さが売りな感じのアクションなので昔のジェフ・ハーディ位でよかったな、と。)、どんだけ自分でやったかは不明ですが、アクションも頑張ったし。
濃い目の顔がアメリカ人の思う古代ペルシャのエキゾティックな感じと、まぁ適合したと、そういうことでしょう。
最初は違和感があったけど、観てるうちに慣れてくるしね。
元々クリスチャン・ベールみたいな、どちらかというと華奢と形容したくなるような体型ではなかったし。
元のゲームは知らないんだけど、アクションがメインのゲームなのかな?
後に深~く心に残るものがあるかといったら、疑問だけど、聖徒アラムートの美しさとか、砂が舞い散る、多分手間もお金もうんと掛かったCGシーンとか、人海戦術な場面とか、これぞハリウッド冒険娯楽活劇映画!
って感じ?
とにかく、ジェリー・ブラッカイマーはあらゆる持ちネタを突っ込んだんじゃないかという感じですね。
そして、旅の途中知りあう小悪党のおじさんがいい。
いや~アルフレッド・モリーナだったなんて……名前が出てくるまで全然気づきませんでした。
おじさま、素晴らしくてよ!
いや、ホント。ダチョウへの溺愛ぶりとか。
ここで出てくるダチョウレースも見物の一つだと思いますね。
税金を払いたくないばっかりに怖い噂を流して人を近付けなかった頭は切れるけどちょっと変わったおじさんは文句を言いつつも、この後結構、恰好いい人になっちゃうんですよね。
巻き込まれ型ヒーローというか。
だんだん珍道中っぽくなっていく(ロマンスももちちろん、におわせますが)、ダスタンとタミーナのバディムービーとして観てもいいですね。
ちょっと残念だったのは、絶世の美女と評判のタミーナ嬢が、その形容詞をつけていいのか疑問なこと。
確かにキレイだと思うんですが、いわゆる巫女的な女性でもある訳だし、そういう雰囲気をもっと醸し出してほしかった。
最後はお約束以上の大団円ですが、これで本当に悪いことは防げるのか?
『タイムマシン』で示されたように、いくら時間を戻しても、結局起こるべくして起こること、防ぎきれないことがあるんじゃないのかな~?
とはいえ、兵器を隠しているという情報だけを元に『聖都』に踏み込む。
というこの経緯。
頑張るジミーちゃんの映画で見たばかりのような……
魔法の砂があったら、時間を巻き戻したいと思っているのかな、アメリカは?
まぁ、大抵の人は、時間を戻したいと思うことってあると思いますけど。
あ、暗殺集団ハッサンシンのリーダーの人は実は男前さんと見た。
どんなもんでしょう?
コナーとマーフィーのマクマナス兄弟とその父イル・ドゥーチェが、イタリアン・マフィアのボスを処刑してから8年が過ぎた。
アイルランドで農場を営みながらひっそりと暮らす3人の元に、ある知らせが舞い込む。
兄弟もよく知る神父がボストンで殺されたというのだ。
しかも、殺害方法は兄弟の『処刑』を真似たものだった。
自分たちへの挑戦状だと悟った兄弟は、罠だと知りながら、ボストンへ向かう。
やっと観てきましたよ。
日曜日に行こうと思ってたら大雨でさ~;;
ビッチョビチョになった挙句に映画館で冷えたりしたら風邪ひくじゃんね~と、仕方なく断念。
また、上映館が少ない上に、唯一行ける所にある映画館の上映時間が……どんな客層を狙っているのだろう?
オトナ女子に前売り券がメチャ売れ!とか、あちこちで読んだんですけど……
だったら、OLさんとか想定した方がいいわよ。
というわけで、8時なの?
早く仕事終わりそうなOLさんと遅く終わるOLさんと想定したら、もう少しずらした方がいいと思うけど。
遅い方だと、沿線によっては帰れなくなる人もいそうだし……
ねぇ?
せっかく前売り券買ったのに(しかも、もうオマケは無かった;;)仕方なくレイトショーで鑑賞。
マクマナス兄弟他主要キャストも監督も続投ということで、これぞ正統派続編。
契約面とか色々とゴタゴタあって、これだけ期間が開いてしまったらしいのですが……
今回も前作同様派手にぶっ放してぶっ殺すという、期待を裏切らないバイオレンスてんこ盛り。
ただ、ちょっとお笑いの比重が重いような……
モルレー♪で吹き出しちゃったよ、仕方ねぇべ(^_^;)
その他、兄弟がボストンへ向かう船で一緒になった兄弟に憧れて仲間入りをするロミオがちょっとウルサイ;;
この人って、サンシャイン・クリーニングの片腕ない人だね。
あの時の寡黙なイメージから一転。
と思うと、スゴイなぁ……
兄弟に挑戦状を突きつけたのは、8年前に死んだイタリアン・マフィアのボスの息子。
もちろん、父親の復讐のため、なのだが、その裏に兄弟の父親、イル・ドゥーチェの過去の遺恨が…という、二重構造。
ここいら辺、1作目よりも深みがあるかもしれない。
前作で兄弟の守護天使となったスメッガー特別捜査官(ウィレム・デフォー)が殉職し、後を引き継いだのは女性のブルーム特別捜査官。
紅一点が入って華やかになったといえばなったのだが、ちょっと面倒くさいといえば面倒くさい。
前作の女子の入り込む隙の無さが好きだった人には(私もだけど)、ちょっと余分だったかも。
今回も悲しい別れに、ちょっとホロリとさせられるが、兄弟の嘆きっぷりに先を越されてしまう(^_^;)
新しい展開をにおわせるエンディングに、儲かると踏んだのか映画会社…と、続編を期待させられる。
そして、最後の最後にあの漢も登場!う~ん、今回もオイシイ(笑)
シャワーシーンとか、サービスカット(?)のある分、もうちょっと早けりゃね~と思ってしまうのも否めない。
時の流れって、残酷ね。
マクマナス兄弟にドクターシーラボ金のリフト(試供品を使って、効くかもしんないと思いました)を買ってあげたくなるのは、私だけ?(笑)
今回も好きな人は好き、嫌いな人は嫌いという、大変はっきりした作品だと思います。
楽しめそうかどうか見極めてお出かけください。
あ、イタリアン・マフィアの手下で一人だけNY出身で仲間外れにされてるゴージャス・ジョージっているんだけど、名前だけでちょっと笑えてしまう。
WWEファンの方は、ご存じですね。
今年、殿堂入りした白黒テレビ時代のスター(悪役だけど)ですよね。
何か、名前聞くとあっちが思い浮かんじゃって……;;
アイルランドで農場を営みながらひっそりと暮らす3人の元に、ある知らせが舞い込む。
兄弟もよく知る神父がボストンで殺されたというのだ。
しかも、殺害方法は兄弟の『処刑』を真似たものだった。
自分たちへの挑戦状だと悟った兄弟は、罠だと知りながら、ボストンへ向かう。
やっと観てきましたよ。
日曜日に行こうと思ってたら大雨でさ~;;
ビッチョビチョになった挙句に映画館で冷えたりしたら風邪ひくじゃんね~と、仕方なく断念。
また、上映館が少ない上に、唯一行ける所にある映画館の上映時間が……どんな客層を狙っているのだろう?
オトナ女子に前売り券がメチャ売れ!とか、あちこちで読んだんですけど……
だったら、OLさんとか想定した方がいいわよ。
というわけで、8時なの?
早く仕事終わりそうなOLさんと遅く終わるOLさんと想定したら、もう少しずらした方がいいと思うけど。
遅い方だと、沿線によっては帰れなくなる人もいそうだし……
ねぇ?
せっかく前売り券買ったのに(しかも、もうオマケは無かった;;)仕方なくレイトショーで鑑賞。
マクマナス兄弟他主要キャストも監督も続投ということで、これぞ正統派続編。
契約面とか色々とゴタゴタあって、これだけ期間が開いてしまったらしいのですが……
今回も前作同様派手にぶっ放してぶっ殺すという、期待を裏切らないバイオレンスてんこ盛り。
ただ、ちょっとお笑いの比重が重いような……
モルレー♪で吹き出しちゃったよ、仕方ねぇべ(^_^;)
その他、兄弟がボストンへ向かう船で一緒になった兄弟に憧れて仲間入りをするロミオがちょっとウルサイ;;
この人って、サンシャイン・クリーニングの片腕ない人だね。
あの時の寡黙なイメージから一転。
と思うと、スゴイなぁ……
兄弟に挑戦状を突きつけたのは、8年前に死んだイタリアン・マフィアのボスの息子。
もちろん、父親の復讐のため、なのだが、その裏に兄弟の父親、イル・ドゥーチェの過去の遺恨が…という、二重構造。
ここいら辺、1作目よりも深みがあるかもしれない。
前作で兄弟の守護天使となったスメッガー特別捜査官(ウィレム・デフォー)が殉職し、後を引き継いだのは女性のブルーム特別捜査官。
紅一点が入って華やかになったといえばなったのだが、ちょっと面倒くさいといえば面倒くさい。
前作の女子の入り込む隙の無さが好きだった人には(私もだけど)、ちょっと余分だったかも。
今回も悲しい別れに、ちょっとホロリとさせられるが、兄弟の嘆きっぷりに先を越されてしまう(^_^;)
新しい展開をにおわせるエンディングに、儲かると踏んだのか映画会社…と、続編を期待させられる。
そして、最後の最後にあの漢も登場!う~ん、今回もオイシイ(笑)
シャワーシーンとか、サービスカット(?)のある分、もうちょっと早けりゃね~と思ってしまうのも否めない。
時の流れって、残酷ね。
マクマナス兄弟にドクターシーラボ金のリフト(試供品を使って、効くかもしんないと思いました)を買ってあげたくなるのは、私だけ?(笑)
今回も好きな人は好き、嫌いな人は嫌いという、大変はっきりした作品だと思います。
楽しめそうかどうか見極めてお出かけください。
あ、イタリアン・マフィアの手下で一人だけNY出身で仲間外れにされてるゴージャス・ジョージっているんだけど、名前だけでちょっと笑えてしまう。
WWEファンの方は、ご存じですね。
今年、殿堂入りした白黒テレビ時代のスター(悪役だけど)ですよね。
何か、名前聞くとあっちが思い浮かんじゃって……;;
北朝鮮の炭鉱の町に住む三人家族。
炭鉱で働く元サッカー選手のヨンスは、妻・ヨンハと11歳の一人息子のジュニとともに、貧しいが幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、ヨンハが栄養失調から結核にかかり倒れてしまう。
おまけに妊娠中の妻を治療できる薬は北朝鮮では手に入りそうもなかった。
ヨンスは薬を手に入れるため、中国に渡ることを決意する。
決死の覚悟で何とか国境を越え、他の脱北者達と身を隠しながら、懸命に働くヨンス。
しかし、ある時、公安の追手がかかり、数人の仲間と逃げ延びたものの、苦労してためた金も無くし、故郷へ帰る術もなかった。
その頃、北朝鮮では、夫の帰りを待ちわびていたヨンハがひっそりと息を引き取る。
孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて、豆満江を目指すが、中国を目の前にして強制収容所に入れられてしまう…。
生きるために、別れるしかなかった家族。
明日のご飯の心配をして暮らさなきゃいけないって、やっぱり辛いですよね。
でも、ボタンの掛け違いのように色んなすれ違いが重なって、この家族の不幸に拍車がかかっていく。
お母さんが死んで、恐らくは初恋の幼馴染の女の子を目の前で亡くして、おまけにお父さんは遠いところにいる。
そんなジュニのことを思うと、そして一人で心細く、ジュニのことを心配して逝ってしまったお母さんを思うと、お父さんの決断は正しかったのかな…とも思う。
『幸せ』って何なんだろう?
と、またも考えさせられる。
それと同時に『無知』の罪も。
仕方がないんだけど、あんな所で捕まってしまうお父さんも。
韓国で普通に暮らしている人なら常識のようなことも、彼の国に暮らしていたから仕方ないんだけど。
そして、もしかしたら、一番偉いことになっている人は、マリー・アントワネットみたいに知らないんじゃないかと思ってしまう。
人々が飢えているってことを。
もし、知っていて、そんなことはどうでもいいと思っているんなら、どこかが壊れてしまったのかもしれない。
みんな、最初はみんなのためにって、始めた筈なのにね。
毛沢東も、レーニン、スターリン、チャウシェスクやマルコス、ポルポトさえ。
どこで、違っていっちゃうんだろう?
そして、知ることで僕らに出来ることはあるんだろうか?
降るような星空から落ちた一粒の雨は、雨が好きだと言っていた彼の慰めになっただろうか?
それが少し、気がかりだ。
炭鉱で働く元サッカー選手のヨンスは、妻・ヨンハと11歳の一人息子のジュニとともに、貧しいが幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、ヨンハが栄養失調から結核にかかり倒れてしまう。
おまけに妊娠中の妻を治療できる薬は北朝鮮では手に入りそうもなかった。
ヨンスは薬を手に入れるため、中国に渡ることを決意する。
決死の覚悟で何とか国境を越え、他の脱北者達と身を隠しながら、懸命に働くヨンス。
しかし、ある時、公安の追手がかかり、数人の仲間と逃げ延びたものの、苦労してためた金も無くし、故郷へ帰る術もなかった。
その頃、北朝鮮では、夫の帰りを待ちわびていたヨンハがひっそりと息を引き取る。
孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて、豆満江を目指すが、中国を目の前にして強制収容所に入れられてしまう…。
生きるために、別れるしかなかった家族。
明日のご飯の心配をして暮らさなきゃいけないって、やっぱり辛いですよね。
でも、ボタンの掛け違いのように色んなすれ違いが重なって、この家族の不幸に拍車がかかっていく。
お母さんが死んで、恐らくは初恋の幼馴染の女の子を目の前で亡くして、おまけにお父さんは遠いところにいる。
そんなジュニのことを思うと、そして一人で心細く、ジュニのことを心配して逝ってしまったお母さんを思うと、お父さんの決断は正しかったのかな…とも思う。
『幸せ』って何なんだろう?
と、またも考えさせられる。
それと同時に『無知』の罪も。
仕方がないんだけど、あんな所で捕まってしまうお父さんも。
韓国で普通に暮らしている人なら常識のようなことも、彼の国に暮らしていたから仕方ないんだけど。
そして、もしかしたら、一番偉いことになっている人は、マリー・アントワネットみたいに知らないんじゃないかと思ってしまう。
人々が飢えているってことを。
もし、知っていて、そんなことはどうでもいいと思っているんなら、どこかが壊れてしまったのかもしれない。
みんな、最初はみんなのためにって、始めた筈なのにね。
毛沢東も、レーニン、スターリン、チャウシェスクやマルコス、ポルポトさえ。
どこで、違っていっちゃうんだろう?
そして、知ることで僕らに出来ることはあるんだろうか?
降るような星空から落ちた一粒の雨は、雨が好きだと言っていた彼の慰めになっただろうか?
それが少し、気がかりだ。
舞台は近未来。
地球のエネルギーは不足し、より効率のよい、クリーンなエネルギーを求めて月にたどり着いた。
その新たなエネルギー源ヘリウム3を採掘して地球へ送るという仕事のため、月へ派遣されるのはたった一人。
宇宙飛行士のサム・ベルは世界最大の燃料生産会社ルナ産業と3年契約を交わし、月へ赴任した。
以来、彼は月面基地「サラン」を拠点として、人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に月面での作業に取り組むことになった。
また唯一の慰めだったTV電話での妻との会話も衛星事故でリアルタイムによる交信が不能になり、今では孤独感とも格闘していた。
しかし、その苦痛に耐える任期もあと残り2週間となった時、月面車での作業中に事故を起こしてしまう。
彼は診療室で目覚めるが……
まだ、この映画をご覧になっていない、そしてご覧になるつもりの方、面白さをほんの少しでも減らしたくない方は、ここで読むのをお止めください。
私ゃ、口(指?)が軽いんで;;
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ホンマに読むんどすな?
では、
診療室で目を覚ました彼に、ガーティが声をかける。
「君は事故にあったんだ、覚えてる?」
この、詳細を明らかにしない台詞によるミスリードが脚本のミソと見た。
ここで、私達はここに寝ているサムは、さっきまで私たちが見ていた、あと二週間で帰れるっていうのに、事故に遭ってしまった不運なサムだと思う。
寝ているサムは、ガーティに脳に影響がなかったか調べるためと色々なテストを受けさせられる。
が、嫌気がさしたサムは、ふらふらとベッドから起きあがり、まるで生まれたての仔牛みたいな覚束ない足取りで基地内を歩き始める。
と、ガーティと誰かの話声を耳にする、誰かと通信しているようだ。
サムの気配に気がついたガーティは、さっと振り向き言った「報告用の録音をしていたんだ、ライヴ通信は出来なくなってるからね」。
まだちゃんと動けないのに、サムはどうしても表に出たい様子、ついには基地のパイプを壊し、点検のためと外に出る。
そして彼が向かうのは、月面車で起こした事故の現場、覗くと月面車の中には人影が……
その人物を連れ帰るサム。
診療室のベッドに寝かせると、連れ帰った男は、連れてきたサムにそっくり。
そして、あぁそう、この傷は……
と、私達は気付くのですが、
ちょっと、いいですか。
SF好きならここで気付く、そうでなくても複数いることは、あちこちの紹介記事で分かってしまっている。
そこで、疑問が…新しい方のサムは、恐らくクローンだ。
クローンは記憶や知識まではコピーできない、それで後から移植する(といっても、頭かち割って植え付けるのではなさそうですが)と思われるのだが、何故彼は事故を起こした月面車にたどり着いたのか?
どこまでの記憶を移植するのか?
基地に来てからの記憶も移植しちゃったら、矛盾が生じてくるでしょう?
それに、あとからガーティが説明してくれるが、新しいサムにとっての「事故」は古い方のサムが契約満了まであと二週間で起こした「事故」とは異なっている。
『サム』には、目覚める前の出来事が設定されているのだ。
誰にも等しく。
初めは妙な気分で(そりゃそうだ)話もし辛く、分かり合えそうもなかった二人だが、時間が経つにつれて関係は変化していく。
新しい方のサムは、何でだか異常に冷静で、古い方よりも何故だか色々知っているし、分かっている様子(これも妙だね)。
古い方のサムは、事故に遭うちょっと前から体調に異変を感じていたが、それはどんどん酷くなる。
ちょっとしたことで血を流したり、高い熱を出したり、血を吐いたり。
ここで、私達と彼(ら)は、3年という契約期間の意味を知る。
奇しくも9と同じ『自分は何者か』というテーマに行きついてしまった。
誰にとっても、正解の見えないこのテーマは、彼らにとっては、更に深刻かもしれない。
自分が、たった一人ではないとしたら?同じ存在が無数にいるとしたら?自分は何者でもないかもしれないとしたら?
広い広い宇宙空間で、人間が向かうところは、結局自分の内側なのかもしれない。
新しい方のサムは、古い方のサムを何とかしてやろうと
そして、古い方のサムは、新しい方のサムを何とかしてやろうと
二人は後戻りのできない決断をする。
この二人にとってのお互いの存在って何だろう?とも思う。
自分だけど、目の前にいて自分で触れられる他人のような自分。
自分の存在意義とか、雇う側の倫理観とか、人と機械の共存とか、そして、思いやりについて考える、そんな映画。
ここで、細かいけど残念だったこと。
サムのTATOOは消しといた方がよかったね。
こんなに経費節減にがんばってる会社なのに、そんな手間をかけるとは思えない。
クローンしたからって、後天的な要素はコピーできないでしょ?
ファンデで塗りつぶせばよかったのに。
悪徳企業は日系から韓国系になったらしい、こりゃ~もう、斜陽ってことですかね、日本は。
ところで、普通の人って普通に独り言は言わないのですか?
うぅむ、ビックリ(@_@;)
地球のエネルギーは不足し、より効率のよい、クリーンなエネルギーを求めて月にたどり着いた。
その新たなエネルギー源ヘリウム3を採掘して地球へ送るという仕事のため、月へ派遣されるのはたった一人。
宇宙飛行士のサム・ベルは世界最大の燃料生産会社ルナ産業と3年契約を交わし、月へ赴任した。
以来、彼は月面基地「サラン」を拠点として、人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に月面での作業に取り組むことになった。
また唯一の慰めだったTV電話での妻との会話も衛星事故でリアルタイムによる交信が不能になり、今では孤独感とも格闘していた。
しかし、その苦痛に耐える任期もあと残り2週間となった時、月面車での作業中に事故を起こしてしまう。
彼は診療室で目覚めるが……
まだ、この映画をご覧になっていない、そしてご覧になるつもりの方、面白さをほんの少しでも減らしたくない方は、ここで読むのをお止めください。
私ゃ、口(指?)が軽いんで;;
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ホンマに読むんどすな?
では、
診療室で目を覚ました彼に、ガーティが声をかける。
「君は事故にあったんだ、覚えてる?」
この、詳細を明らかにしない台詞によるミスリードが脚本のミソと見た。
ここで、私達はここに寝ているサムは、さっきまで私たちが見ていた、あと二週間で帰れるっていうのに、事故に遭ってしまった不運なサムだと思う。
寝ているサムは、ガーティに脳に影響がなかったか調べるためと色々なテストを受けさせられる。
が、嫌気がさしたサムは、ふらふらとベッドから起きあがり、まるで生まれたての仔牛みたいな覚束ない足取りで基地内を歩き始める。
と、ガーティと誰かの話声を耳にする、誰かと通信しているようだ。
サムの気配に気がついたガーティは、さっと振り向き言った「報告用の録音をしていたんだ、ライヴ通信は出来なくなってるからね」。
まだちゃんと動けないのに、サムはどうしても表に出たい様子、ついには基地のパイプを壊し、点検のためと外に出る。
そして彼が向かうのは、月面車で起こした事故の現場、覗くと月面車の中には人影が……
その人物を連れ帰るサム。
診療室のベッドに寝かせると、連れ帰った男は、連れてきたサムにそっくり。
そして、あぁそう、この傷は……
と、私達は気付くのですが、
ちょっと、いいですか。
SF好きならここで気付く、そうでなくても複数いることは、あちこちの紹介記事で分かってしまっている。
そこで、疑問が…新しい方のサムは、恐らくクローンだ。
クローンは記憶や知識まではコピーできない、それで後から移植する(といっても、頭かち割って植え付けるのではなさそうですが)と思われるのだが、何故彼は事故を起こした月面車にたどり着いたのか?
どこまでの記憶を移植するのか?
基地に来てからの記憶も移植しちゃったら、矛盾が生じてくるでしょう?
それに、あとからガーティが説明してくれるが、新しいサムにとっての「事故」は古い方のサムが契約満了まであと二週間で起こした「事故」とは異なっている。
『サム』には、目覚める前の出来事が設定されているのだ。
誰にも等しく。
初めは妙な気分で(そりゃそうだ)話もし辛く、分かり合えそうもなかった二人だが、時間が経つにつれて関係は変化していく。
新しい方のサムは、何でだか異常に冷静で、古い方よりも何故だか色々知っているし、分かっている様子(これも妙だね)。
古い方のサムは、事故に遭うちょっと前から体調に異変を感じていたが、それはどんどん酷くなる。
ちょっとしたことで血を流したり、高い熱を出したり、血を吐いたり。
ここで、私達と彼(ら)は、3年という契約期間の意味を知る。
奇しくも9と同じ『自分は何者か』というテーマに行きついてしまった。
誰にとっても、正解の見えないこのテーマは、彼らにとっては、更に深刻かもしれない。
自分が、たった一人ではないとしたら?同じ存在が無数にいるとしたら?自分は何者でもないかもしれないとしたら?
広い広い宇宙空間で、人間が向かうところは、結局自分の内側なのかもしれない。
新しい方のサムは、古い方のサムを何とかしてやろうと
そして、古い方のサムは、新しい方のサムを何とかしてやろうと
二人は後戻りのできない決断をする。
この二人にとってのお互いの存在って何だろう?とも思う。
自分だけど、目の前にいて自分で触れられる他人のような自分。
自分の存在意義とか、雇う側の倫理観とか、人と機械の共存とか、そして、思いやりについて考える、そんな映画。
ここで、細かいけど残念だったこと。
サムのTATOOは消しといた方がよかったね。
こんなに経費節減にがんばってる会社なのに、そんな手間をかけるとは思えない。
クローンしたからって、後天的な要素はコピーできないでしょ?
ファンデで塗りつぶせばよかったのに。
悪徳企業は日系から韓国系になったらしい、こりゃ~もう、斜陽ってことですかね、日本は。
ところで、普通の人って普通に独り言は言わないのですか?
うぅむ、ビックリ(@_@;)