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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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観て来ました。

中国、五代十国の後の時代。
王と王妃の間は(政略結婚のためか)既に冷え切り、王妃は継子の皇太子と不義の関係にあった。
しかし、皇太子には、付き合っている娘がおり、王妃は嫉妬に苦しんでいる。
また、王は王妃の持病のために自ら薬湯を調合していたが、十日前から処方を変えた。
実は、密かにトリカブトを混ぜていたのだ。
体調の異変に気づいた王妃は密偵を使い、毎刻飲まされる“薬”の中身を突き止める。
密偵を務めた侍医の妻もまた、悲しい過去があり、王に恨みを抱いていたのだった。
折りしも重陽節。
長らく辺境の地に赴いていた次男も帰還し、王家全員が久々に揃った。
一心に菊の花を刺繍する王妃、その意味とは……

実は、「観に行くんですよ。」と言ったら、「あぁ、まさか○○だとはね~」と、ちょっとネタをばらされちゃいました(~_~;)
とにかく、画面が眩しい!!
王や王妃、王子達の衣装、甲冑、敷き詰められた黄色い菊。
そして、敷き詰められたじゅうたんや柱の赤。
この映画は金と赤の映画。
この色が象徴するのは衣装や舞台装置だけではないのだけど。
見終わった後、ふと思ったのが『超豪華な2時間サスペンスドラマ』
連続物を見るのが苦手で殺人事件が好きな私はよく見るのですが(笑)
時々あるじゃないですか!
名門の華道の家元の跡目争いで、兄弟やら後妻やらの思惑が絡まりあって……みたいなの。
もう、まさにこれ!
原作は山村美紗先生かしらん?と思ってしまうよ(爆)
華道の家元をグッと国家規模に広げるとこうなるのかなぁ?
でも、だいたいのことは王宮で起こっているんだね。
偉い人も狭い世界の中で生きているのだ。

リウ・イェは、相変わらず声が低いです。聞き取りにくい。いや、そうでなくても聞き取れないけど;;
ジェイ・チョウって、今まで観たことなかったんですね。
ちょっと気になってはいたんだけど、(ダントツで置いてあるCDの量が違うもん)ルックスはまるで好みじゃないし(ファンの方ごめんなさい、好みの問題なので;;)、出演した映画も観たいようなものではなかったので何も観ていないし。
お歌も、HMVのサイトとかではあまり試聴出来ないのよね、アジアンて。店舗でもモチロンないし。
そんな訳で、気になりつつも遠い人だったのです。
映画の最初、ちょっとズルッてなった。「え、そんな声なの?」って感じ。
ちょっとイメージと違和感があったんですね。だんだん大丈夫になったけど。
よかったですよ。父には逆らいたくないけど、母を辛い目に合わせたくない(毒を飲まされてることを打ち明けられたの)と揺れる感じが。
見た目はやっぱり好みじゃないですけど(^_^;)

エンディングの曲は、彼が歌ってるんですよね?
あぁ、いいかも。
とりあえずアルバム1枚聴いてみようかな~

あ、何かだんだん映画の感想から離れちゃいましたね。(え、いつも?)
とにかく、2時間サスペンス好きにはオススメです!!(でも、眩しいから気をつけてね。) 

菊花台
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試写に行ってきました。
この映画、それまでに何度も予告編を見ていたはずなのですが、『NEXT』だったかな~、の試写の時の予告でロブ・モローが!!
初めて映ったんじゃないんでしょうか?
今まで見てたのは、短いバージョンとかだったのかしら?
そんで、「あぁ、もう絶対見に行かなくちゃ!」と思って家に帰ったら、試写状が届いていたという……
非常にナイスな感じだったのです。

さて、お話は
勤勉実直(で、クイズマニア)な自動車整備工カーターと、大金持ちの豪腕実業家(で、わがままな)エドワード。
普通なら、決して出会う筈のない二人が、人生の最後に病院の一室で出会った。
大金持ちなのに、何で相部屋?と思うでしょ?
エドワードは自分が買収しようとしていた病院の理事会で吐血、そのまま入院。
自分で「一室二床、例外は認めない」と言っていたために、カーターと同室になったのです。
家族のため、歴史学者という自分の夢を犠牲にして働いてきたカーターと、お金だけは唸るほどあるが、見舞いに来るのは秘書だけのエドワード。
お互いに余命6カ月と医者に言われた以外共通点は何もない二人。
そんな二人が、カーターの書いた1枚のリスト『バケットリスト(棺おけに入るまでにやっておきたいことを書く)」をきっかけに距離を縮めていく。
前の晩にカーターが書きかけて、丸めて捨ててしまったリストを拾ったエドワードは、そこに自分の望みを付け足していく。
そして、二人の人生最後の冒険の旅が始まった!

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンという芸達者なジジィ二人と、職人(?)ロブ・ライナーによって、佳作に仕上がっていると思います。
二人と一緒に豪華世界旅行(自家用ジェットだもの!)を楽しみましょう!
秘書役のショーン・ヘイズも◎(どっかで見た顔だなぁ…と思ってたら『ウィル&グレイス』のジャックだった;;)
ラスト間近、私たちに涙を浮かばせながらも、最後の最後ににんまりさせる。ってところが、うまいなぁ……と。

最初にこの映画を知った時、この筋立ては主人公の年齢を変えただけで『ノッキン・オン・へヴンズドア』とまるっきり一緒やん!と思った。
今も、思ってるんだけどね(^_^;)
あちらはまだ若い男二人、これから出来る筈だったことをなるべくやり遂げるための旅。
こちらは既に人生も終盤の男二人、これまでに遣り残したことを叶えるための旅。
どちらの旅も、付き合って損はないです。

あ、そうだ!
コピ・ルアクの製法なんて、コーヒー好きでもない私でも知ってたんだけど……(製法については映画のミソだから、知らない方は知らないまま見て下さいね。)
まぁ、その辺にエドワードって男の性格が描かれてるんだろうなぁ…(美味しいからじゃなくて、高いから飲むんだよね?多分。)

あぁ、もう一回『ノッキン~』見たくなったなぁ……
ホント、オススメですのでドイツ語なんてイヤ!という方以外はぜひどうぞ。
「天国じゃ、みんな海の話をするんだぜ。」っていうのが、もう……(@_@。
試写を観て来ました。
スティーブン・キングとフランク・ダラボン(この人、インディ・ジョーンズの件でルーカスに腹を立ててるらしいね)のコンビですが、『ショーシャンクの空に』とか『グリーン・マイル』のような、ちょっとした感動物ではありません。

のどかな田舎町を嵐が襲った。
翌朝、イラストレーターのデヴィッドは幼い息子を連れてスーパーマーケットに買い物に出かける。
スーパーは同じように買出しにやって来た人々でいつもより賑わっていた。
そこに血を流した老人が駆け込んでくる。
霧の中に何かがいて、友達が連れ去られ、悲鳴を聞いたというのだ。
見ると、深い霧がいつの間にか辺りに立ち込めている。
正体の分からぬものに怯え、人々は身動きがとれずにいる。
息子のためにブランケットを借りるためスーパーの裏手の倉庫に行ったデヴィッドはシャッターが何かに押されているような異様な物音を聞く。
従業員や、発電機を見に来た男達にもそのことを告げるが、気のせいだと誰も取り合わない。
若い従業員が発電機を治すために外に出ると言い出した。
デヴィッドは止めるが若者も周りの者も本気にしない、シャッターを開け、霧が立ち込める外へと出ようとしたその時、得体の知れない巨大な触手のようなものが……

パニックものであり、ホラーでもある。
恐怖に怯えた人間がどうなるか?ということ。
普段は変わり者として誰にも相手にされない女性が、旧約聖書を片手に審判の日がやって来たのだと叫ぶ。
最初は相手にしなかった人々も彼女の言ったとおりに事態が進むに従って、彼女を信じ始める。
その数は段々と増えていく。
やっぱり人は藁にも縋るのだろうか?
キリスト教的な下地がないので、このくだりがイマイチ分かりにくいんだけど。
神様が『裁く』ということに、違和感があるんだね。
仏様はただ『救う』のであって、裁くのは他の仕事(閻魔様とかね)でしょ。
そこのところが、一神教の理解しがたいところですね。
ま、それはさておき
狂信者の群れとなった人々と、そうではない人々の対立。
霧の中にいる怪物(というしかないもの)。
デヴィッドと彼に賛成した者達はかすかな希望を持って、ある決断をする。

ラストはね、予想通りでした。
といっても、最初から予想してたのじゃないのですが……
もう、最後になってからね。
一番、残酷で皮肉な結末。
だって、キングですもの。

思っていたよりも面白かった。
この手のホラーに定番のサプライズも、やっぱり効果的だし。
人々を扇動する女性をマーシャ・ゲイ・ハーデンが演じています。
怪演です。
ある意味、このおばはんが一番怖いかも(~_~;)
キャストは見たことある顔が多いんだけど、特に名前を覚えたいと思うような人ではない、人が多数。
私は、最近ホントよっぽどじゃないと名前覚えないから、結構知ってる人は多いのかもしれないんですけど。
まぁ、映像見るより読む方が多分怖いね。
観ました。
え~、ローランド・エメリッヒだから、そんなことだろうと思ってたんですが、基本的にメチャクチャ。
なので、タイトルの「紀元前1万年」ということにこだわるよりは、空想冒険物というジャンルだと思った方がいいんじゃないでしょうか?

昔々、(まぁ、紀元前1万年だから)ある部族にお告げがあった(らしい)。
青い目の子どもの予言だ。
その子と、部族の中で最後の狩で獲物を倒した若者が一緒になって、部族に豊穣をもたらすだろう。そして民は二度と飢えることはない。
森の中でその青い目の子どもが発見される。
その娘、エバレットと少年デレーはお互いに想い合っていたが、巫母(みぼ:巫女さんで婆さん)の予言どおり、彼女は最後の狩で獲物を倒した者と一緒にならなくてはいけない。
エバレットの一緒に逃げようという申し出を断るデレー、実は彼の父は、彼が幼い頃村を捨てたのだ。逃げ出すわけにはいかなかった。
最後の狩の日がやって来た。皆の予想を裏切り、獲物を倒したのはデレーだった。
エバレットとの結婚も認められ、幸せなはずの彼の顔はどこか暗い。
勇者の印であり、以前には彼の父が持っていた『白い槍』を返すことにした、デレー。
そんな折、村が襲われエバレットやその他大勢の村人達がさらわれる。
デレーは彼女を救うため、3人の仲間とともに追跡を始める。
未知の土地に足を踏み入れ、旅の途中で出会うさまざまな民族を仲間に加え、いつしかデレーは大勢の戦士たちを率いていた。
そしていよいよ、愛する女性をそしてすべての民を救う時が来た……。

ん~とね、先ず背景が何の設定もない。
人々をさらっていった側についてはあまりにも説明不足。
まぁ、ピラミッドもどきを作っていて、さらってきた人々をそこで働かせているので、労働力が欲しかったのか、ということは分かるんですが……
敵に対しての情報があまりにも漠然とし過ぎている。
出てくる生き物とかも、何だか……サーベルタイガーは、まぁ、いいとして(あんまよくない気もするけど…)、あのドードーが凶暴化したような鳥類はいったい!?(ヴェロキラプトルには見えない;;)
あと、ジャングルっぽいのに竹?とか、馬はもうそんな形なの?とか
まぁ、あの頃の地球がどうなってたかというのは諸説あるから、多分何かに基づいてるんだろうと思うんですが。
最初に書いたとおり空想冒険物ですから。
でも、主人公は『主人公の要素』をある意味揃えています。
自信がなくて、どっちかというと物事の方が彼を巻き込んで行って、彼にとって良い方に何故か進んでいく。
基本的に深みも何もない話なので、何も考えずにちょっとしたアドベンチャー気分を味わいたい人はいいかも。
個人的にはエバレットはウルトラマンの娘の女優(だっけ?)に似てて、命を懸けて救いに行きたい程ではない。 (腕毛もフサフサだし;;)
デレーたちが、狩っているのは『マヌーク』と呼ばれている動物。
まぁマンモスなんですが、マンモを狩るっていったらハジメ人間ギャートルズ!ですよね~(^_^;)
観て来ました。

最初に定点カメラで撮られた陸橋(?)が現われる。
時に速度が変わるが、早送りでドンドンと車が流れて行く。
アレックスがノートに『Paranoid Park』と綴る。
そこから、私たちは彼と共にあの日を思い返す。
決して順番どおりじゃない。作文は得意じゃないから。
彼は、トミーおじさんのビーチハウスで、またある時はどこかのベンチでノートに文字を綴っている。
ある日、アレックスは、友達のジャレッドと“パラノイドパーク”へ行った。
治安は悪いが格好いいスケーター達が集まる憧れの場所だ。
また土曜日にここへ来ようと約束する2人。
だが、ガールフレンドと旅行に行くことになったジャレッド。
アレックスは、ひとり“パラノイドパーク”へと向かった。
そこで、貨物列車の飛び乗りに誘われる。
ところが飛び乗ったところを警備員に見つかり、棒で殴りかかられた。
振り払おうと、持っていたスケートボードを振るう。
すると、バランスを崩した警備員は後ろに倒れた。
そこに別の列車が……
警察に知らせようとする心と逃げ出そうとする身体。
結局彼は、逃げ帰ってしまう。
そして不安に駆られながらも、何事もなかったかのように日常生活を送るのだが……

忘れてしまいたいと強く願うと、本当にその記憶は薄くなっていくらしい。
アレックスの鉛筆もなかなか核心にたどり着かない。
彼は何故、自分に起こったことを綴り始めたのか?
思い出すのは苦痛でしかないのに。

きっかけと思われることがある。
ある日、刑事が学校へとやって来たのだ。
呼び出されるアレックスたち。
被害者の写真を見せられ、思い出したくなかったことが、彼の脳裏に鮮明に甦る。
どこか様子が違う彼に気づいた女友達。
彼女に言われるまま、彼は自分に起きたことを整理するべく過去を綴り始める。

何度も繰り返される少しずつ異なる過去のシーンは、私達が彼の目を通して事件を思い出す過程そのものだ。

アレックスが笑うことはほとんどない。
その無表情の奥には、どんな感情が渦巻いているのか、知る由もない。
ただ、彼の不安がじわりじわりと浸透する。
言ってしまうと、何も解決しない。
私達は、ただ彼と一緒に過去を振り返り、不安を共有する。

ご覧になる方は気をつけて。
この不安は伝染します。

余談:可愛い男の子を見つけることでは定評のある、ガス・ヴァン・サント。
今回もハズレなしと言っていいでしょう。
ちょこっとだけ出てくる子達も可愛いです。アレックスの弟も。
その分女の子には神経が行き届かないんでしょう、きっと(^_^;)
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