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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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観て来ました。

1973年のシカゴ。
親類も友人もない病院の雑役夫で、職場と教会を行き来するだけの貧しい一生を送り、身寄りもないまま息を引き取った男、ヘンリー・ダーガー(1892-1973)。
彼が救貧院へと入所した後、彼の部屋から大家たちが彼の作品を発見する。
彼の死後、その全貌が明らかになる。
40年間住んでいたアパートには、「非現実の王国で」と題された15,000ペ-ジを超える大長編小説の原稿と数百枚の挿絵が発見されたのだ。
孤独にひきこもった彼が一生涯をかけて妄想を綴った物語は、読破した者は皆無といわれているが、恐らくは史上最も長い壮大な叙事詩であり、現在では絶大な評価を得ている。

『非現実の王国で』
正式なタイトルは『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ-アンジェリニアン戦争の嵐の物語』
歓喜の楽園と凄惨な戦場が並ぶ不思議な異世界。
無垢なる7人の美少女戦士たち<ヴィヴィアン・ガールズ>は、邪悪な<グランデリニアン>から子供たちを救うべく、壮絶な闘い繰り広げる…。

まず、15,000ページっていう、この数字に圧倒されちゃうよね。
一万五千ページだよ。
その分量に展開できるというのが、先ず凄い!
それと、先に何を書いたのか、ちゃんと覚えていられる(彼は膨大なリストを作ったらしいですが、戦死者の数とかね。)というのが、神業じみてる。
そこまで、飽きずに書き続けられたのは何故なのか?
彼の部屋からは、膨大なスクラップや、彼の自伝、日記も発見される。
母親が死んだ後、妹は里子に出され、父とも離されて施設に入れられたことが、根本にあるようなのですが、だからって
壱万伍仟頁!!!なんである。
彼は毎日ミサに出ることを欠かさなかったようだが、時には神にかんしゃくを起したりもしたらしい。
そうした彼の神への気もちも、物語が展開していく上で重要な要素になっていると思われる。
でも、まぁ、何よりも『少女への愛情』よね。
こう書くと、変態くさいけど(笑)
飛びぬけた人っていうのは、凡人から見ると、どっか変態くさいんじゃないですかね?
前日のレイトショーのせいなのか、春の陽気のせいなのか、はたまた体調のせいなのか(流血の惨事が勃発してね;;)
眠くて仕方がなくて、瞬きした拍子に一瞬意識を失くしてたりしたました(~_~;)
そんで、物語の登場人物とか、地名とか難しいのよ。
「へ?」と思っている間に字幕が進んじゃったりいたします。
82分という上映時間にはとても思えないボリュームがあります。
観に行かれる方は、頑張ってください。
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歯医者の後、レイトショーを観て来ました。

ある夜カフェにかかってきた人を探す電話。
店主は「名前を言われても分からない。その人が注文するものは?」と尋ねる。
それは恋人を探す、エリザベスからの電話だった。
そのカフェで、恋人が他の女性と食事をしていたのを知った彼女は……

電話では埒が明かなかったのか、店を訪れたエリザベス。
恋人の心変わりを知り、失恋した彼女は話し相手が欲しいと、カフェに居座る。
店主はいつも売れ残ってしまう、ブルーベリー・パイの話、ボトルに詰まった預けられた鍵の話を彼女に聞かせる。
カフェに通うようになったエリザベスだったが、ある日突然姿を消してしまう。

ウォン・カーウァイが、全編英語で、キャストも全員外国人で撮ると言った時、どうなるのかと思ったが、それは杞憂だった。
と、書いている方がいた。
そうでしょうか?
この映画のラスト、とても据わりがいい。HAPPY ENDINGなんである。
何だかね、変な感じ。
ハッピーエンドが悪いわけじゃないの。
だけど、私はこの映画を『ブエノス・アイレス』みたいに思い出したりしないだろう。
この映画のラストも始まりを予感させるんだけどもさ、それはもう、ディズニー映画のようなのよ。
つまり、私たちがこれから起こることについてあれこれ思い煩う必要をまったく感じないのです。
ま、思い煩っても仕方がないんだけど。
『ブエノス・アイレス』は、確かに終わりなんだけど「どうすんのよ!?」という気もちがグルグルと渦を巻くような……
これからの、あの人たちに心が残って仕方がない。そんなエンディングだったのです。
映像は、カーウァイらしいよね。
少し粒子の粗いとことか、少し偏った色味の室内の明かりとか、走る電車の窓が翠色なのだとか。
最初のシーンのニューヨークの雑多さは、彼の感覚に合っている、と思う。
だけど、昼間のベガスとかは、どうなの?と思ってしまう。
舞台がアメリカであることに違和感はないけれど、アメリカでなければならない理由も分からない。
背中を丸めてサンドイッチを食う男よりも、小鍋から箸でインスタントラーメンを啜る男の背中の方が哀愁を感じる気がする。

悪くない映画なの。
だけど、何度も思い返す必要はない。
そんな感じかな。

とりあえず、ジュード・ロウの手のアップは止めた方がいいよね~。
『オスカー・ワイルド』の時に見てさ、あの時、ホンットに綺麗だったじゃない?
手が映った時は、100年の恋も醒める思いがしたよ。
アレはダメ!!
ホント、ダメ!!!
手だけ、ニコラス・ケイジとかにやってもらえばよかったかもね。(手はいいよね~、彼。手はね~)

ま、とにかく、あの人(レスリー)の命日に、あの人(王家衛)の映画、だったのでした。
すごく楽しみにしてたんですけど……
う~ん……、ちょっと破壊力不足?
面白かったんだけどね~

あらすじ
1988年のオリンピックアメリカ代表選手でもあった元天才卓球少年のランディ。
その大会で惨めな敗退を喫し、今は場末のカジノでピンポン曲芸を披露している。
そんな落ちぶれた彼に、FBIから秘密の指令が下る。
裏社会で極秘に行われる卓球大会を潜入捜査をして欲しいというのだ。
その主催者は、彼の父親を殺した敵でもあった。FBIに協力することにした彼だが、19年のブランクは如何ともし難く……
盲目の卓球名人に弟子入りして腕を磨く。
猛特訓の末、ランディは出場権を獲得するが、その大会は敗者は殺害される過酷なデスマッチだった。

主人公ランディはオリンピック出場時にも登場曲に使用するほどのデフ・レパードのファン。
今も、バンドのTシャツを愛用している。
オリンピックで使用した愛用のラケットにも『デフ・レパード最高』の文字が……
『Reno911!』 の監督脚本コンビっていうだけで、アメリカじゃウケ具合が違うだろうけど、日本じゃ放送されてないしね。
『燃えよ!~』のタイトルが表すとおり、あの映画のパロディー。
しかし、オリジナルも子どもの頃TVで何となく見ただけやしなぁ。
しかも、燃えよ!ドラゴンだったのか、怒りの鉄拳だったのか、死亡遊戯だったのか、区別がついてない(~_~;)
今時、デフ・レパードっていうのが、先ず笑うところだと思うんだけどね。
見ものはやっぱり、ウォーケンの怪演でしょう。
あの衣装を着てくれるというだけでも、スゴイですわ。
元師匠いわく、エルトン・ジョンのお下がり風……(^_^;)

『ドッジ・ボール』みたいに破壊力のある敵役キャラがいなかったのが、このイマイチの満足度の原因かなぁ。
因縁のライバル、元東ドイツの選手もそんなに、ねぇ……
あ、ジェイソン・スコット・リーが、そんな役?で出ております。
集められるだけ東洋系のキャスト集めたって感じ(笑)
まぁ、私もガキの頃はデフレパファンだったので(今も、好きだけど)そんな人は、ちょっと体がピクピクするかもね。
最後にあの曲の大合唱もアリ。

あ、HEROESファンの方、あの人が『アンドウ君』以外の台詞を喋ってますよ~
一瞬だけど、可愛かったです(*^_^*)
観てきました。
何でこの3人なのかな?と思ってましたが3ショットになると一目瞭然(?)
鼻繋がり?お母さんもやっぱり…
本編前に三男のエピソード短編が上映されます。
三男役はジェイソン・シュワルツマンですが、彼はPHANTOM PLANETの来日直前で脱退して私をガッカリさせた張本人。
今の彼を見てるとその選択は正解だったと思うものの、タイミングがあるだろ!?と、いつも思ってしまいます。
さて、このキャスティングどうなの?と思ってましたが旅が進むにつれて他には考えられないくらいのピッタリ感。
ストーリーは
インドを駆け抜ける列車、紅茶急行に長男(オーウェン・ウィルソン)の呼びかけで、次男(エイドリアン・ブロディ)、三男の三兄弟が集まる。
彼らは1年間も絶交していた。
長男はこのインドの『心の旅』を通じて、もう一度兄弟の絆を深めようと言うのだが…

三兄弟にはそれぞれに問題があり、旅が進むに従ってその問題が浮き彫りになっていきます。
そして兄弟に共通する問題も…
よく考えればシリアスな内容も何故かクスリと笑ってしまうのは、この監督ならでは?
見所というか、見て欲しい所はいっぱいあって上げるとキリがないので、ぜひご自分の目で確かめてください。
あ、でも一つ、狭い寝台に長い脚を折り曲げちんまり収まる次男がめちゃ可愛いです(*^_^*)
ラストシーン、私達も兄弟同様に晴れやかな笑顔を浮かべられることでしょう。
自分でインドに心の旅に出るのは大変なので、とりあえず兄弟と一緒に列車に乗り込みましょう!

そうそう、オープニング、あの人の全力疾走が!
見物です!
観てきました。
何でもかんでも拾っちゃダメ!というのがこの映画の教訓なんでしょうか?
砂漠で銃撃戦の跡を見つけた男が残された大金が詰まったケースを持ち帰る。そこから金の捜索を命じられた狂気の殺人鬼(?)に追われることに…
追われるそもそもの原因は(本当のそもそもは金をパチったことやけど)銃撃戦の生き残りの男に水を求められたが、発見した時は持ってなかったこともあり、すげなく断ってしまったことが頭から離れず、夜起き出して水を持ち砂漠に戻ったこと。
その為その場所にやって来た誰かに狙われ車を置いて逃げる羽目に…
そこから身元が割れてしまう。
何で戻るんだ!?と思うけど、してあげられなかったことって気になるものなのでは?
今市子の漫画『西から来た箱』に、はぐれて行き倒れていた子牛に水をやれなかったことを大人になっても悔やむ少女が出てくる。水をあげていれば母牛を探しに行けたかもと。
映画の男は間違いなく死ぬだろうけどそんな男の最期の願いを聞き届けてやれなかったことで良心の呵責を感じるのは極自然に思える。そして男が根はいい奴なのだと私達には分かる。
その男に突如降りかかる災厄(!)がハビエル・バルデム演じる殺し屋(?)シガー。
彼は彼だけの規範の中で生きている感じで、どうしてこんな人間になったのかと感じさせる隙もない程圧倒的。このように生まれついたとしか思えない。
彼との戦いは天災と戦ってるようなもの。そう感じる。
この映画、結構突然な展開が多いのだが、幕切れも突然。
笑っちゃう位空恐ろしいストーリーのラストは思いがけず静か。
保安官が妻に語る父親の出て来た夢の話は仄かな幸福さえ感じさせる。
言葉で説明するのは難しい。ぜひ体感していただきたい。
ところで、シガーのあの武器。凄いけど携帯性には問題があるよね~(笑)
個人的にちょっと残念だったのはウディ・ハレルソン「あ、出てたんだっけ!」と思った途端に…
もう少し出番が欲しかったわ(;_;)
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