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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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いきなり、『姫』と名乗る者らしからぬタイトルで失礼をば……
リトル・チルドレンとショートバスを見て参りました。
『リトル・チルドレン』は、いわばアダルト・チルドレンの話。と思っていいのかな?
高級住宅街に暮らす主婦サラ(ケイト・ウィンスレット)。
自分の娘を連れて公園に通うものの、他に通ってきている主婦連中はどうも苦手で、「人間観察」だと思い込んで我慢している。
そんなに我慢してまで公園に通うのは、心を通わせられない娘と二人きりで家にいるのが耐え難いから……。
そこに、他の主婦達がプロム・キングとあだ名する男の子を連れた男性が登場。
誰かと尋ねるサラに「名前も知らない」「電話番号を聞けたら5ドルあげる」という主婦達。
息子が乗ったブランコを押してやるプロム・キングを見ているとサラの娘ルーシーがブランコに乗ると言い出して……
隣り合ってブランコを押しながら雑談を始める二人。
「今まで話しかけられなかった。」という男に、「あなたは彼女達にとって大事な存在なのよ。」というサラ。
ブラッド(パトリック・ウィルソン)と名乗る男に、主婦連中へのいたずらを持ちかけるのだが……
これをきっかけにサラは公園の主婦達と決別。
ブラッドとも会わないひびが続く。
しかし、夫がポルノサイトにハマっているのを知り、腹いせに注文した水着を着て、ブラッドが通っているという市民プールへ……
彼に接近するサラに、彼女のことを気にかけていたブラッドもだんだん惹かれていき、二人は深い中に……(このラヴシーンが凄いという評判だったみたい。知らんかったけど…)
そんな二人と、元警官のラリー、性犯罪を犯して投獄され出所してきたロニーの存在が絡んで、日常が日常でなくなっていく……
ということなのかな~?(分かってない;;)
ブラッドはいわゆる主夫で、司法試験浪人で奥さんに食べさせてもらっている状態。
彼になついている息子も、奥さんが帰ってくるとそちらにベッタリで空虚さを感じている。
サラは、大学で文学を学んだもののそれを生かせず、再婚の亭主もポルノサイトにハマったり、娘とも上手く付き合えず、近所の主婦達の話すことも彼女にはついていけないことばかり……
満たされない思いを抱えた二人が、その穴を埋めようとして、ハーレクインな感じになるわけです。
でも、ロニーの存在が、ただのハーレクインにはさせない。
いわゆる小児性愛者らしい彼の出所に近隣の人間達はぴりぴりしている。
市民プールに彼がやってきた時の親や子ども達のパニック振りは、滑稽なほど。
私がとても心に残ったのはロニーと年老いた母親の会話で、彼女は息子に「あなたは奇跡なのよ。」という。
「人はみな奇跡なの。大切な人が一瞬にして消えてしまうかもしれないことを知っている。それでも生きていくの。動物には出来ないことよ。」と語りかける。
お母さんの台詞はちゃんと覚えてなくて、ニュアンスなんですけど。
ホント、母は偉大だ。と思いました。
さて、どんどん盛り上がって、駆け落ちしようということになったサラとブラッド。
子どもを守る親の会と称して、ロニーの家にビラ貼りなど嫌がらせまがいのことをしていたラリー
そして、ロニー にある夜、事件が……

どんなに劇的なことも、過ぎてしまえば日常に埋没していくのだな。と思いました。
駆け落ちの待ち合わせ場所に向かう途中なのに、スケボー少年達の誘いに乗るブラッド。
公園でブラッドを待ちながら、やって来たロニーに怯えつつも、彼が泣いていることに気がついて話しかけるサラ。
しかし直後娘の姿が見えなくなり半狂乱になって探し始める。
ロニーの家に拡声器を持って怒鳴り込んだラリーは、弾みでロニーの母親を突き飛ばし彼女は病院へ
釈放された後、ロニーの家に向かい、彼がいないことを知り、探し始めるラリー
ロニーは母親が彼に残した「いい子でいるのよ」と書かれた手紙を読みナイフを手にする。

いろいろなことが起こってもやっぱり、それはいつか元いたところへと戻っていく……というのが私が感じたことなんだけど。
サラも、ブラッドも、ラリーも本来の姿に……
たとえば、駆け落ちしたほどの相手だって、そのうち自分のつまらない亭主と同じになっていくもんなんだから……ねぇ。
↓オフィシャルサイト (コピペ、プリーズ)
http://www.little-children.net/

『ショートバス』
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で世界のそして私のハートをぎゅ~ッとわしづかみにしたジョン・キャメロン・ミッチェルの待望の新作。
見る前にSHOWBIZ(テレビ名古屋系列?)で、本番だっていうのを知ってしまってから見たんですけど、いや~、何だか……
デクスターのところでも、書いたけど、基本的に私はダメなコなんですね。
見るのは、結構平気だけど。
ショートバスというのは普通サイズのスクールバスではなくて障害児とか、天才児とか、特別なケアが必要な子どもが乗るサイズの小さいバスのこと。
この映画では、そういう特別なケアがいる人たちが集まるサロンの名前でもある。
ストーリーの中心になるのは恋愛カウンセラーのソフィアとそのだんな、ロブ。
ゲイのカップルジェームズとジェイミー。
と、もっと相手を広げようというジェームズに(嫌々ながら)賛同したジェイミーとの二人の中に入る形になったセス。
と、J/J(特にジェームズを見守っている、つか、ストーカーまがいのことをしている)カレブ。
出張SMの女王様、セヴェリン。の7人かな?
のっけからいきなりボカシが入りまくりです(笑)
こういう、まぁ、本番だとか、SEXシーンがかなり多いこととかは、いわば、より多くの人の興味を引きたいがためなのかな?と思わされる。
根底にあるテーマはとても優しくて、ロマンティックな感じがするのですよ。
たとえば、ジェームズは自分はジェイミーの愛に包まれていると実感しつつも、包まれているだけで浸透されられない。と悩んでいる。
彼は以前に『売り』をやっていて、その体験が関係しているよう……
こんな自分をこんなにも思ってくれる彼に恐怖と罪悪感を感じている。
ソフィアもそのだんなもパートナーに打ち明けられないことがあるし、女王様だって疲れている。
要は、皆が怖がって心を開けずにいるから、すれ違いが起きて知らない間に相手を傷つけたりしている。ということなのかな~(上手くいえない;;)
怖がらないで心を開けばいいんだよ。ってことだと思うんだけど。
やはり、それはとんでもなく怖いことだし、世の中がそうロマンティックに出来ていないのは経験済みだしね。
でも、タイトルに上げたとおり、濡れ場三昧って感じの映画なんだけど、見終わると凄く優しい気分になるし、私個人はJ/Jの幸せを分けてもらったように気分がよかった。
一番、へぇと思ったのは、出張女王様って大荷物で大変ね~っていう……(そこか!?)
時間とお財布が許せば、もう一度見たいな~と思っている映画です。
これはホントにホントにオススメです。
↓オフィシャルサイト (コピペ、プリーズ)
http://shortbus.jp/

ずい分長くなっちゃったな~最後まで呼んでくださった方、お疲れ様。ありがとうございます。
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surferinosaka (←提供:angieさん)
ジャパンプレミア!だったはずの試写に行って来ました。
ジェシカ・アルバとヨアン・グリフィスの来日がポシャったせいなのか……
前回行った試写会場はほぼ満席だったのに、今回更に小さい会場なのに空席が目立つ。
まぁ、ここでジャパンプレミア!?という感じの会場でしたけど、来日が実現してればまた違ったのかな?
入場すると今度ジェシカがCM出演するレブロンとコラボした紙袋をくれて、中を見ると……
チラシ色々、ジェシカとヨアンの顔のうちわ(笑)、レブロンのマニュキュアとDVD……?
今度の映画の宣伝用のかな?と思ったら、一作目のDVD販売価格2,980円(税抜)が入ってるんですよ!!
太っ腹!?それとも、よっぽど余ってんの?
二作目公開されるから、廉価版が出るんじゃないかな~と思ってたので、そのせいかもしれないですけど。
まぁ、全員にくれるんだから会場が小ぶりだったのかな?
ま、ある意味宣伝用の方がレアだったですね。

で、内容ね。
見ながら、更に書くことはないかと考えてみてたんですけど(近頃、見ながらもうどう書こうか考えてたりして……いけないですねぇ;;)
ない。
ホント、ない。
何一つ謎を解き明かしてくれないのよ。
やっぱり、まずは、何でサーファーなのか?
彼は元々あぁいう形態の人なのか、はたまた元は違うのか?
彼の母星は?
どうして、彼は母性を護る契約を取り付けられたのか?
サーフボードから発生する力は何なのか?
ビクターは何故助かったのか?
ビクターは、サーファーの発する力を浴びてどう変わったのか?
何のためのクレーターなのか?
どういう基準で開けられているのか?
ギャラクタスって結局何なのか?
サーファーが仕えているということは、知能や感情があるのか?
タキオンパルスって何?
どういう理屈で場を発生するのか?
どうして場が発生するとサーファーとボードが離れるのか?
どうして、スーはダメダメゴム男と結婚することにしたのか?(←オイオイ;;)
などなど、とにかく謎だらけなのでございますよ。
疑問が多すぎて、考え始めると眉間に皺が寄ってしまう(-_-;)
科学的なことにいい加減な説明は出来ないから、とかいうのも解るんだけど……、実際にはないものでもそれらしく説明しちゃうのが、SFの醍醐味でもあると思うのよね~
小難しいことをぐちゃぐちゃと説明するのがゴムじゃないわ、リードの役目だと思うんだけど……
スポックとか、ブレインズ的な、ね。
考え始めると物足りないんだけど、面白くない映画ではないの。
なので、考えない!!と決めて見ていただくと、心置きなく楽しんでいただけることと存じます(笑)
見そびれていたのをやっと見てきました。
考えてみれば、どんな話なのか全然知らなかった(~_~;)
というわけで、オリジナルとは時代背景をまるっきり変えてますがストーリー自体は変わらないと思うので……
へぇ、ほぉ、ふぅん。と。
一つ一つのアリアとかは有名というか、耳にする機会が多いので、「あぁ、知ってる知ってる」って感じです。
見ようと思った動機はもちろんケネス・ブラナーなんですが、『恋の骨折り損』とかは、イマイチだった気がするけど、こういう劇的なものはいいと思う。
余談だけど彼のハムレットはとても好きだ。キャスティングには大いに疑問ありだけど(笑)
演出としては好きだと思う。まるごと映画化しようという勇気も買うけど(4時間以上!しんどかったよ。三番街の映画館でイスとかまだよくなかった頃だから;;)
で、『魔笛』
導入部がね、おぉ!と。
スクリーンに突如現れる、目映い光。
それは、やがて空に輝く太陽になり、私達の視線はだんだんと地上に降りてくる。
すると一頭の(って数えるんでしょ?)蝶が目の前を横切っていく。
それを追って、草地の中を走る塹壕を見つける。
こういう風に、現実からググーッと人の心をスクリーンの中の世界に引き寄せる手腕はやはり凄いな。と。
ストーリー自体は至極単純です。
ただ、途中から善悪が逆転するというのが、当時(モーツァルトが発表した当時)かなりセンセーショナルだったようです。
実際、「え!?」と思わされる。
ちょっと失笑してしまうようなシーンもあるけど、この現実味のなさがまたいいのかもしれない。
オリジナルを見てみたいなぁ。という気になった。
オリジナルはエジプトが舞台のようですが、近年色々なバリエーションがあるようです。
場所や、時代の設定を変えても、物語自体には普遍のよさがあるってことなのでしょう。
リブレット担当(いわゆる脚本かな?)は、スティーヴン・フライということで、イギリスのかしこのおじさんたちが作った、オペラを下々に分かり易く見せるための映画ですかね?
キャストも本物のオペラ歌手ですが、かなり見た目のいい人をチョイスしてますので、太ったおばさんとかが歌ってるんでしょ?と思う方は一度ご覧あれ。
現実から離れて楽しめる2時間半です。
ただ、英語で歌わなくてもいいんじゃないかと思ったんだけど、どう?

個人的には、ストーリーに関してはちょっとどうよ?と思うけど。
パパゲーノが「人生恋や愛だけじゃないし」というのにパミーナ(ヒロイン)がそれは違うみたいなことを言う(歌う)わけ。
『愛』を得られない人間は死んじまえ。とまではいかないか…、でもとても不幸だ。みたいなことを言ってる気がする……
私は夜の女王に賛成だ。
試練だの何だのと人を試すようなヤツ、ロクなもんじゃない。
二作目~銀河の危機を見てきました。
予告編を見た時から何でサーファーなん?という疑問が頭を離れなかったのですが、これはね……あ、まだ止めた方がいいか。
前作でも思ったことですが、台詞の中に科学的な言葉が散りばめられるんだけど、それが何かは説明してくれないの。
タキオンパルスって何だよ。それで何が出来るわけ?みたいな……
シルバーサーファーについてもあまり掘り下げないし、何故彼が地球に現れたかは本人の口から語られるだけで、その動機となったことに関しての映像とかは挟まれないの。
小説じゃなくて映画なんだから、そういうのちょっと入れてもいいんじゃないの?
きっと博士のダンスとかにCG処理のお金がかかってるんだべ?
ストーリー自体は、単純明快なヒーロー物として楽しめるし、ヒーローならではの悩みも知れちゃうし、悲劇もあって、これはこれでいいのかな?と思う。
あぁ、そうそう、前作で……これも書かない方がいいのかな~?
私も「おぉ!」と思ったもんね。
公開までひと月あるとなると、バラし加減が難しいっす(~_~;)
オフィシャルに行ってみた。
何だ、あらすじにもキャストのとこにも書いてるやん。
スター・ウォーズ(Ⅳ~Ⅵ)の皇帝陛下に激似のマント姿のあの人が死んだと思ってたのにまんまと復活。
そう、ちょっと濃い~男前の整形外科医ですよ。
今回も何か、生死不明よね?また出るのかな?
クライマックス、4人分で戦うと言うジョニー、いや、でも、そんなことしたら三人分で他の人が燃える人になっちゃうんじゃないの?
だって『交換』だもんね。
それはさておき、シーン冒頭の飛行機移動からラストの怪しすぎる日本風などこかの国まで、それなりに楽しめます。
あんまり、後で考え込まされない映画を見たい方はいいかも。
スパイダーマンみたいにヒロインに目を背けたくなるようなことはないし(笑)

追記:オフィシャルサイトのシルバーサーファー体験。
    面白いけど、ちょっと酔う(-_-;)
本当は『魔笛』を観るつもりだったのですが、満席でガックリ(ちょっと意外でした;;)
そのまま帰って野球でも見ようかと地下街を歩き始めたのですが、せっかく梅田まで出たし、食料も仕入れたのに勿体ないかなと……。
で、別の日に観るつもりでいた『MALA NOCHE』を。
レイトショーだったんでイヤだったんだけど、カート・コバーンの映画も、何だかね~(~_~;)特別好きだったわけでもないし。
MALA NOCHE とは直訳すると悪い夜。
ビートニク詩人、ウォルト・カーティスの原作の映画化らしいです。
この手の人たちに関しての知識は欠落しているので、どんな人かとか、原作はどんなか、とかはまったく分かりません(~_~;)
ガス・ヴァンサントの長編処女作。映画祭などでは絶賛されたけど、公開されずにお蔵入りになった作品らしいです。
以下はオフィシャルサイト掲載の粗筋をちょい書き直したもの(私の記憶と違う部分、表現が違うと思うものを訂正してあります。)
オレゴン州ポートランド市の場末の地区にある食料品店の店番として、毎日、街のろくでなしどもの相手をしているウォルトだが、その立場も彼らとそう変わらない。
ある日、彼は、仲間と一緒に国境を越えて北へと流れてきたメキシコ系の不法移民のジョニーに恋をする。
18歳だという、スペイン語しか話さない彼に片言で話しかけるも、ゲイではないジョニーに邪険にされるが、妹のベティーと二人で彼を食事へと誘い、なんとか距離を縮めようとする。
平等な恋愛関係とうそぶいてみるウォルトだが、貧しいジョニーにカネ(15ドル)を渡して想いを遂げようとする。
男と女の関係にもありがちな、純粋な恋心と資本主義を介した所有欲が微妙に交錯する。
ゲーセンや食事、クルマで滝や太平洋へ連れ出したり、彼らの世話をかいがいしく焼くウォルトは、言葉が完全に通じないまでも、幸せそうだ。
一人では絶対に会おうとしないジョニーを、ウォルトは二人の間のゲームだと思っている。
それなりにジョニーとの幸せな日々に満足するウォルトの前からジョニーが突然姿を消す。
裏切られたと落ち込むウォルトだが、それでも残された友達のロベルト/ペッパーの面倒を見ながら、ジョニーの帰りを待つ。
そして彼と寝るようになったペッパーも、拳銃を持っていたために警察に撃たれてしまう。
そこへ突然ジョニーが街に舞い戻ってくる……。
ガス・ヴァンサントは、やっぱりガス・ヴァンサント。
というのが、感想だったりする。
台詞等が私がイメージする彼の他の映画(インディーぽいヤツ)よりは、どれも直接的である。
これは、原作がそうなのかもしれない。
予算の都合で全編モノクロ(一部カラー:ウォルトが撮影したフィルム部分)なのだけど、それもまたこの作品に合っている気がする。
私の持っている監督の映画の印象よりも、ずい分分かりやすく、素直な感じがするこの作品なのだけど、ラストシーンで「…で?」と思うのは変わらない気がする(~_~;)
ウォルトの日記という形態なので、これからもろくでもない(そして時折素晴らしい)日々が続いていくのだろうから、これでいいのだろう。とも思う。
人に恋をするというのは、別に特別な理由もないまま、こんな風に引きずり込まれていくことなのだろうな。と思わせる。(よく解んないの、私ゃ;;)
人を好きになる時って、その人の性別とか、他に相手がいるかとか、釣り合いが取れてるかとか、そういうことを頭のどこかで計算しているのだろうか?
まぁ、種の保存を遺伝子が第一の目的としているのであれば、その乗り物である私達は当然そういう命令を受けて行動している部分があるのだろうけど。
個人的には、そういうのまったく考えていない(意識しては…だから、潜在意識下では、考えているのかもね)と思っているのだけど……。
例えば『あの人は○○だから、好きになっちゃダメだ。』と思った時は、もうその人のことを好きでしょ?
だから、まぁ、何だろう……一目惚れ意外は恋じゃないみたいに思っているところもありますね。
あ、でも、気づいた時には好きだったっていうのは一目惚れとは違うか……う~む、分からん(-_-;)
話がずい分逸れたけど、ウォルトも(彼の場合は根っからゲイみたいですが…)ジョニーを一目見て惹かれちゃったのでしょうね。
というか、一目惚れ以外では、好きにならないような人物だと思う。
でも、(私にとっては)不思議なことに、どうも彼のジョニーに対する思いは深まる一方なんである。
要するに、ウォルトの恋の日々を綴った映画なんである。
考えようによってはとても甘い(空想の)恋物語なのだ。
ガス・ヴァンサントがお好きな方は多分気に入ると思う、ので、スクリーンで観られるうちに、ぜひ。
関係ないけど、ウォルトの尋常じゃないTシャツの破れっぷりばかりにやたらと目を奪われておりました(^_^;)
どうやったら、あそこまでボロボロになるのか、また、何故あそこまでボロボロなのにまだ着るのか……疑問は尽きませんです。(←そこか!?)
メキシカン達の方が、身なりがいいんだもん(^_^;)
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